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世界はまだまだ面白い!#115 物価高騰

毎月、毎月、何でもかんでも「値上り」します。「値上げ」(価格是正?)には、大きく2つの理由があると言われています。1つは、ロシア・ウクライナの長引く紛争による国際的な原材料価格の上昇と、もう1つは、「円安」(ドル高)の影響です。タイムラグがあるからと、時間差で、いろいろ上がってきますが、いったん上がったら、ロシア・ウクライナの紛争が終結しても、円高に振れても、下がりません。企業の既得権益みたいなものです(歴史的にみてもそうでした)。東京都も、昨日、低所得世帯向けに「物価高騰対策」として、商品券等を配布する支援策を発表しました。しかし、歴史的にみても、物価は下がりませんから、将来、「値上り」が止まったからとしても、「高値安定」した物価で支援策が打ち切られたら、状況は、さらに厳しいものになるでしょう。

日本のサラリーマンの約3割が勤務する、いわゆる「大企業」は、消費者に対して、「値上げ」を実施して、賃上げは満額回答で、なおかつ最高益をたたき出しています。残りの約7割のサラリーマンが勤務する「中小零細企業」は、「値下げ」もしくは「価格据え置き」を、大企業から要求されるので、賃上げも出来ずに、消費者としての生活は、ますます厳しさを増していきます。これは構造的な問題です。

「衣食足りて礼節を知る」と言われますが、衣食が足りないと、「礼節」はどうなっていくんでしょうね。ちなみに、英語では「 Money makes a man」分かりやすいですね。。


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