世界はまだまだ面白い!#131 土漠・砂漠(2)
ウォッカと水を飲み過ぎたせいで、真夜中に、用を足すために、ゲルの外に出る羽目になりました。真夏というのに、夜は零下の気温ですから、セーター、ジャンパーを着こんで、外に出ました。寒い!と思って、用を足しながら、空を見上げてびっくり!街灯の一つもないのに、暗くありません。大げさではなく、「星明り」で、明るいのです。人生で初めて、星明りで、本が読めるぞという体験をしました。ミルキーウェイ(天の川)は天空に広がり、「宇宙にいる」事を実感しました。
次に日に、また延々と、「土漠」の道なき道を、「四駆」で走って帰る途中に用を足したくなりました(大の方)。うまい具合に、掘っ立て小屋のトイレ(#130の写真)が見つかり、人生で最も危険な用足しを経験しました。掘っ立て小屋は「土漠」の真ん中にあり、扉を閉めると、扉の板と板の隙間から差し込む光しか、明かりはありません。その中に、直径5mほどの大きな穴があり、結構深くて、中には岩石状の「便」と思われるものがあります。そこに2枚の板が渡してあり、真ん中迄進んで、「跨いで」用を足します。板が、薄いので、しなるし、時々、ミシッと音がして、今にも折れそうです。用を足した後に、戻るのがまた大変でした。怖かった!
おそらく、1人で用を足して、落ちて、発見されなかったら、間違いなく白骨死体です。その掘っ立て小屋に、何年も誰かが来るのを待って。。「土漠・砂漠」の用足しには気を付けましょう。格好を気にしなければ、「外」ですることをお勧めします。隠れるところはありませんが。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?