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借金1億5千万円に至った経緯①

自己紹介にも記載しましたが、私には、莫大な借金があります。
金額は、自己紹介の記事には、額は明かしませんでした。
というのも、金額を明かすことは、自分の不甲斐なさ、情けなさを自ら発信することになり、抵抗があったためです。
経緯を明らかにすることも、心の傷がまだ癒えておらず、そして、まだ交渉している最中であるので、リスクを孕んでいるからです。
今回、この記事を書いたのは、逆に、自分のプライドを捨ててでも、こここから、這い上がっていく決心したためです。
長いですが、小説みたいにお読みください。


1.現在の状況

ここで、誤解を招かないようにお話すると、借金1億円が確定した訳ではありません。
現在、会社が破産したことによる保証債務1億円、個人の借入金5千万円があります。個人の借入金は住宅ローン、及び、個人で借入し会社につぎ込んだ分で、これは確定分です。
保証債務1億円は、まだ未確定で、現在、金融機関と交渉中の分です。
今は、「経営者保証ガイドライン」という制度もあり、会社の代表者の保証債務については、代表の今後の生活、「再出発」も含め、弁護士とともに「弁済計画」を作成し、金融機関と保証債務について、交渉し、「弁済金額」を決めていくものです。
昔よりは、いくらかは「破産した会社の代表者の再出発」に対するコンセンサスはあるように思います。
しかし、実態は、結局は「金融機関の匙加減」「弁護士の解釈度合い」により、変わって来ます。
現在の私は、この「経営者保証ガイドライン」には頼らず、「金融機関との相対交渉」を行っています。
正直、「ハードル」はめちゃ高い。交渉し、5か月経過しても、進んでません。ただ、「ハードル」が高い中、この「相対交渉」を行っているのは、そもそも納得がいかないから。
それは、次から展開される経緯をご覧ください。

2.ここから始まった・・・

7年程前、私は本業の傍ら、別会社を立ち上げ、起業。本業もあったので、これもまた、別に本業を持った経営者に、No.2として、現場を見て貰っていました。※No.2はH氏とします。
起業して、2~3年後に、私の本業の業績が芳しくなく、本業に専念する必要性が出てきました。
ただ、起業した会社(仮にA社とします)も、トラブルもあり、あまりよくない状況ではありました。ただ、共倒れになってはマズイという判断のもと、本業に専念し、No.2のH氏にA社を任せることに。
ただ、A社の資金繰りも厳しかったので、金融機関からの借入を検討したところ、満額希望額は難しく、「私個人で借入金をし、会社に出資」することとしました。金額は2千万円。金額は大きかったですが、A社の将来性を鑑み、将来的に回収できる見込みがあったこと。そして、当初、金融機関では、私が個人で借入し、会社に出資することで、既存の私の「保証債務」を外すということだったためです。
しかし、蓋を開けたら、金融機関は手のひら返し。結局、最初の約束は取り消しとなり、私の「保証債務」は残ったまま。
はっきり言いますけど、金融機関を信用してはいけません。
自分の保身しか考えません。ただ、人によります。ですが、その人が、力・地位を持ってないと、難しいでしょう。
また、不安はNo.2のH氏。
仕事はやるのですが、従業員にはパワハラで、何人もの従業員が辞めていきました。H氏の経営する会社への不正な流出もあったが、証拠はなし。
私が叱責すると、「辞めます」「会社に貸してる物品も引き上げます」と言う始末。
当時は、H氏の経営する会社との商取引がかなりあり、H氏を切れなかったという「私の失敗」です。
ただ、H氏しか任せることしか出来なかったことに加え、H氏が自分の会社になることにより、自分の会社に損害を出すことは、自分のデメリットにしかならず、そんな馬鹿なことはしないだろうという目算がありました。
はっきり言って、私が甘かったです。

3.H氏に会社を任せてから

何と、初っ端から赤字。途中経過報告を求めても、何の返答もなし。
中途入社した経理担当者(女性)に電話しても、着信拒否。
後から聞いたら、H氏の愛人でした。
決算3か月前にやっと連絡があり、赤字になりそうとのこと。
「コイツ、やばいな・・・・・」と全身が震えました・・・・
すぐに、私主導で、金融機関に連絡し、状況説明。計画を作成し、支援はして貰えることにはなりました。
H氏に任せておくと、大変なことになると直感したので、「金融機関には、継続的に管理をしていかないと大変なことになると思うので、管理徹底のお願いをしました」が、金融機関の担当に響いたかは分かりません。

4.再計画とコンサル会社

相変わらず、電話にも出ず。決算書はくれず。結局、また赤字。
金融機関もあてにはならず、H氏も相変わらず。
都道府県に一つはある半公営の「ある団体」に相談し、管理を依頼。
計画をコンサルと作成し、管理していくことになりました。
ただ、これがまた酷かった。
コンサルが作成した「調査報告書」を見たところ、なぜか私の悪いところがずらり記載。多分、現在の窮境は前代表者が悪かったことにしたかったんでしょう。すべて「事実無根」のこと。コンサルに文句を言っても、謝罪もせず。後から、訂正させましたが。
コンサルの代表は本も執筆し、再生請負人みたいな感じで、勉強会もしているみたいですが、何も分かっていない人です。相当ヤバい人です。
名前知りたい人は、メール下さい。
また、調査報告書の中で、会社の売上/利益/経費を、H氏の個人所得にしてたことが発覚。
これには、私もブチ切れ。是正を求めましたが、過去のことなので、現在の計画作成には問題ないとのこと。
「この人たちはバカなのか」
会社はもしかしたら、赤字ではなく「黒字だった可能性」があったということです。しかも、以前からもだったということ。
H氏は、個人での所得を得ていたということ。

計画は現場も知らない「机上の空論」。何度、私が、計画の再作成を求めても、応じてくれませんでした。
仲介役であるはずの「ある団体」にも、抗議しましたが、何の役にも立ちませんでした。
ある団体の名前も知りたい人は、メール下さい。

5.バカな計画は当然未達成

通常は3か年計画を作成し、毎年バンクミーティングを開催し、検証することになっており、計画のフォローは作成したコンサル会社は行うんですが、そのコンサル会社は、我々は、計画を作成しただけで、フォローはしない。誰か、違うところと契約してくれと言う始末。
何の責任もありません。
バカなコンサル会社が作った、バカな再生計画が上手くいくはずも、初年度から未達成。
ここでも、H氏からは連絡はなく、突然に、このような事を言われ、なす術なし。
私は、ここで「終わった」と思いました。

長くなりすぎたので、その後は、またの機会に。


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