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TAMAワンダーWEBマガジン

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東京都の西半分を占める多摩地域。個性あふれる魅力を知ってもらうべく、いろいろなモノ・コトを取材!多摩地域に根差す人々のリアルな声を通じて、驚きと感動に満ちた多摩の魅力・素晴らしさ…
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#観光

Vol.7 木を切るだけじゃない!檜原村発の新しい林業のカタチ

東京都の西の端、多摩地域にあり東京本土唯一の村にして、面積の9割以上を森林が占める檜原村では今、「木」を使ったワクワクする取り組みが進行中。豊かな森林を生かした林業の再興と、木のおもちゃによる村おこしです。 その様子を知るために訪ねたのは、檜原村で林業の新たな可能性を広げる活動を続けている〈東京チェンソーズ〉と、「檜原村を日本一有名な木のおもちゃの村に」との想いから生まれた〈檜原 森のおもちゃ美術館〉。さあ、東京の木の魅力に迫っていきましょう! 森から都民のくらしを支える

Vol.6 宇宙のロマンを見つけに、森の中の国立天文台(三鷹市)をいざ探索。

多摩地域東部に位置し、23区とも隣接している三鷹市。都心から程近いベッドタウンとして発展してきたこの街には、都立井の頭恩賜(おんし)公園や三鷹の森ジブリ美術館など、自然豊かな公園や文化施設が数多く点在しています。そんな三鷹市に日本の天文学の中枢、国立天文台三鷹キャンパスがあります。実はここ、地元の人や天文愛好家に人気のスポットなんです。まずは、その成り立ちとどんなことが行われているのかを探ってみましょう。 どうして最先端の天文研究施設が三鷹に? 天文学は人類最古の学問のひ

Vol.5 東京の意外な名産品「わさび」を追って奥多摩へ。

お寿司やお蕎麦など、和食には欠かせない薬味として親しまれているわさび。そのわさびが、東京でも作られていることはご存知でしたか?実は、東京都の最西部に位置する奥多摩町は、清らかな水に恵まれたわさびの名産地で、ここで作られたわさびは「奥多摩わさび」と呼ばれています。歴史をさかのぼると江戸時代から栽培されていたとされ、徳川家にも献上されるほど良質で由緒ある食材だったそう。 そんな奥多摩わさびの今とその魅力を知るため、「わさび体験」や「わさび食堂」を運営する〈TOKYO WASABI

Vol.4 地域の人と共に1900年余、大國魂神社と季節の祭り。

新宿駅から京王線特急電車に乗って20分ほどで到着する府中駅。都心への通勤もスムーズな、東京都府中市のメインステーションです。この駅から歩いて5分、旧甲州街道沿いにどーんとそびえる大きなケヤキの木と大鳥居。ここに、毎年7月20日は色とりどりの露店が並び、朝から人々で賑わいます。大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)のすもも祭です。 からす団扇を片手にすももを買う、府中の夏 この祭りの由来は、平安後期に東国で活躍した武士、源頼義・義家親子が戦勝のお礼参りに大國魂神社にすももをお供

Vol.3 多摩地域の自然と歴史が育んだ日本酒。

日本の食文化に欠かせない食材といえば、米。米を使った日本の酒といえば日本酒です。米が主原料の一つであることから“米どころ”=“酒どころ”と思う人も多いかもしれませんが、実は酒蔵が多いのは“水どころ”なんだそう! 教えてくれたのは、多摩川の源流にほど近い東京都青梅市の〈小澤酒造〉23代当主、小澤幹夫さんです。 東京に名水あり。青梅の山から湧き出る水で酒造りする〈小澤酒造〉 「ワインの場合、原料であるぶどうは水分が多く傷みやすいのでワイン醸造所とワイン畑は隣接してたり近かった

Vol.2 高尾山の豊かな自然をとことん味わう。

東京都八王子市にある高尾山は、幅広い世代に人気の低山ハイクスポット。その人気のわけは、やはりアクセスの良さではないでしょうか。新宿駅から京王線に乗り約1時間。高尾山口駅に着けば、その名の通りそこが山の麓。電車を降りたらすぐに登り始められるというわけです!山の中腹まではケーブルカーやリフトで上がることもでき、気軽に登れるということも高尾山の推しポイントのひとつです。 しかも都心から約1時間という距離でありながら、四季折々の豊かな自然にどっぷりと包まれて過ごすことができるのも大

Vol.1 はじめまして、TAMAワンダーです。

TAMA、といっても猫のタマではありません。TAMAは東京の西側、多摩地域のこと。「TAMAワンダー」は、多摩地域の魅力をもっとたくさんの方に知っていただきたい!と、はじまったプロジェクトです。まずは、多摩地域ってどこ? 何があるの?ということと、これからこのnoteでどんなことをお届けしていくのかをお話ししたいと思います。  東京、というとやはり都会のイメージを思い浮かべる人が多いと思います。東京タワーにスカイツリー、東京湾を渡るベイブリッジや湾岸エリアの高層マンション群