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ワクワクリベンジ読書のすすめ

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若い頃の「未読書」「不読書」の反省から、定年を過ぎ読み始めました。 「フランス革命関連」「ロシア」「群集心理」「社会的弱者」「日本らしさ」などをキーワードに、面白そうな本を選びな…
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記事一覧

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『ビジネス教養としての最新科学トピックス』茜灯里著…

「海外の一流ビジネスパーソンは、科学の話題にも通じている。文系出身者でも『サイエンティフ…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『トム・ソーヤの冒険』マーク・トウェイン著~

子ども時代を想起させる、微笑ましい作品だった。 子ども時代に男子なら誰もが抱く「冒険心」…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『書記バートルビー』メルヴィル著~

どう読んでいいのか、そしてどう感想を書いていいのか。 まったく理解できない作品だった。 い…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『世界のための日本のこころ』世界のための日本のここ…

会社時代末期に大変お世話になった社長さんからの情報で興味を持った。 そもそも私は思想的に…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『ヴェニスに死す』トーマス・マン著~

「旅先のヴェニスで出会った、ギリシャ美を象徴するような端麗無比な姿の少年。その少年に心奪…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『続・発想法』川喜田二郎著~

『発想法』の続編。サブタイトルに「KJ法の展開と応用」とあるが、どちらかと言えば、「KJ法の…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『発想法』川喜田二郎著~

いわゆる「KJ法」をベースとした著書。 そういえば、学生時代か社会人初期に挑戦して降参した記憶がある。ちょっと頭のレベルがついていかなかったのを思い出す。いまでもさほど変わらないが、「知的で素敵なシニアライフ」を標榜している中、特に丁寧に読んでみた。理解力不足から、一部自分勝手な解釈もあるかもしれない。そこは未熟なシニアということでご容赦いただきたいと思う。   まず決定的に言えるのは、KJ法について断片的にしか理解していなかったということである。 社内外の研修のグループワー

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『ヒロシマ・ノート』大江健三郎著~

難しかった。というか、重かった。石牟礼道子の『苦界浄土』を彷彿させる、得体のしれない「重…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『言語の本質』今井むつみ・秋田喜美著~

ん~、やはり新書版はその道の専門の方が書かれるので難しい。が、一方で学びが多いのも事実。…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『肉体の悪魔』ラディゲ著~

『肉体の悪魔』か・・・・・・。 タイトルからすると、川上宗薫や宇能鴻一郎の作品であったり、日活…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『運動脳』アンデシュ・ハンセン著~

とにかく運動しよう! 運動は脳を刺激する。海馬や前頭葉を活性化させ、集中力が増す、気持ち…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『海の沈黙』ヴェルコール著~

ナチ占領下のフランス。ドイツ軍将校が寄宿することになった家に住む叔父と姪の「沈黙」による…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『知的生産の技術』梅棹忠夫著~

1969年に出版され、今日なお多くの方々から読まれている著書である。時代は大きく変わり新…

ワクワクリベンジ読書のすすめ~『壁-S・カルマ氏の犯罪』安部公房著~

時々、自分が自分でないように感じることがある。不思議な気分とでもいうべきか。 ちょっとしたこころの病なのかもしれない。 『壁』しかり『砂の女』しかり。安部公房の作品は日常と非日常が入り混じった、何とも言いあらわしがたいものがある。二度読みしないと意味が解らない、というかこころが落ち着かない。 ネットでの書評をみても、 『安部作品の最大の特徴は、なんといっても「不条理な設定」と「前衛的(アヴァンギャルド)」であることでしょう。 あまりにも設定が現実離れしているので「シュルレアリ