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[イベントレポ]男性育休のリアルトーク

タイトル通りですが、1年間の育児休業も残り2ヶ月ということで、その当事者として育休生活の現状についてお話してきました!
読み返してみると、このnote、約半年以上、凍結していました。
育休中は、筆不精に拍車がかかってしまいました。
少し長くなりますが、育休イベントを開催したので、お読み頂ければ幸いです。


〜ぶっちゃけどうなの!?男性育休のリアルトーク〜
 BeYond Labo スピンオフ企画

今回タッグを組ませていたいたのは、
育休後アドバイザーでもある @奥野 依理子 (Yoriko Okuno) さん。
男性の育休を取り巻く現状について整理していただくと共に
、体験談について男性側の視点からだけで語るのではなく、女性側の視点から(かつ強烈な関西弁)ツッコミを入れつつ、軽快にトークを回していただきました!

また、パネル登壇者として、第2子の誕生に合わせて今まさに育休を取り始める予定の本多 祐也 (Yuya Honda) 君にもその心境の変化を話してもらいました!

当初10人くらいでこじんまり…と考えていた会でしたが、
気づいたら総勢25名規模の会になりました○
武蔵野市の方が中心ではありましたが、葛飾区、そして山梨県からも来てくださった方もいて、本当に嬉しかったです。
予想より人数が溢れてしまい、参加者みなさんとゆっくり対話できなかったのが残念でしたが、また継続的に【男性の育児/家事/地域活動】についてBeYondする機会を設けていきたいと思います!!!

受付準備でお手伝いいただいた 小川 健大朗 (Kentaro Ogawa) 
写真撮影してくださった 上澤 進介 (Shinsuke Uesawa)
バルーン作ってくれて多くのお子さんを見てくださった 田崎 吉則 (Yoshinori Tasaki)
本当にありがとうございました・・・😭

久々に、めちゃくちゃ長く書いたので、もし読んでいただけて、その上コメントやメッセージなどいただけたら只管に感動します・・・。

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以下、特に印象に残ったこと
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①父親に「なっていく」ということ

今回、1番伝えたいと思っていたことはここでした。
(実際、時間足りなくてあまり喋りきれなかったです)

お腹の中に約10ヶ月宿している女性と違い、
男性は、生まれた瞬間、初めて「あ、これで父になるのか」という自覚に目覚めるという話をよく聞きます。

しかーし、それでいいのかな?と思うのです。
まだまだ、お腹の中にいる時から(些細なことでも)やれる事があるんじゃないのか、
そして、生まれてからも挽回する方法もあるんじゃないのか、と思っています。

例えばですが、
・妊婦健診に1回でもいいから同行してパートナーと共有する
・母子手帳を一緒に受け取ってみて、一言書いてみる
・コウノドリ(漫画でもドラマでも)を見て、いかに出産が命がけかを学ぶ
・アプリなどで妊婦や胎児の様子がわかる「ninaru」とかを入れる。それを徹底的に読み込む。
・妊娠中の食生活も大事だから、鉄分多めの料理を作ったり、一緒にお酒を控えてみる
・「運動が大事だ」って言われるから一緒に散歩してみる
・マッサージをしながら体調の変化を気にかけたり、率直な感情を共有する
・両親学級に参加してみる(ただ、お腹ベルトを巻いて分かった気になるのはもっとNG。あれ重量だけだから)
・戌の日のお参りを予約してみる、両親を招待するなど手配する
・出産の入院中必要になるもの、産後必要になるものを下調べし、一緒に買いに行く
・職場の上司に報告して、「もしかしたら健診等々の理由で有給をいただくかもしれない」と予告しておく
・(育休を取るつもりであれば)相談し、早めに引き継ぎに向けたスケジュール感を共有する
・職場では周囲とのコミュニケーションを怠らず、仕事は成果を残ことも大事。
・出産前に家事を一通りコンプリートしておく。育児の練習はできなくても、家事は全体像を把握しておくことはできる。

こんなことをしながら、体の変化はなくても、「父親になる」準備はできるのかなぁと思いました。そして育児脳のOSに変えていくことはできるのかなぁと。

もちろん生まれてからできることも沢山あって、


・夜、授乳の時に、途中でバトンタッチして授乳が終わったら抱っこする。その間、パートナーに寝てもらう。
・とにかく寝れないのが辛い。昼夜関係なく全時間帯で少しでもパートナーに寝れる時間があれば最優先に確保する。
・家事(炊事洗濯掃除)は全部引き受ける覚悟を持つ。もちろん家電含めてアウトソースできるなら大活用
・定期健診に同行してみる。予防接種の予約、スケジュール管理などへ主体的に取り組む。
・少し大きくなってきたら、近くの公園や子育て施設に父子で出かけてみる。パートナーが1人になる時間を捻出する。
・児童手当の申請や、保育園情報の収集、見学に一緒に行く。

…もっといっぱい書けそうですが、長くなるのでまたいつかの機会に。

最近読んだ記事で印象的だったものに、
鈴木おさむさんのブログの中で、かつてこんなコメントがあったそうです。
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「うちの祖父が言ってました。『育児をちゃんとする男性はイクメンじゃなくて、父親って言うんだよ』と」。なんだか痺れました。
===
痺れますね。まだ自分も、そんな父親としての1歩を歩き出したにすぎないので、これからもゆっくりゆっくりと、娘・妻と共に育っていけたらいいと思っています。

ちなみに!
自分の育休リアル生活について今回話したことは、スライドの内容を抜粋して、添付しましたので、よければ見てください。
分かりづらい部分はコメントなどいただけたら嬉しいです、お答えします!

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②愛情曲線は今からでも取り戻せる!

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・ゲストできてもらった本多さんは、1人目のお子さんが生まれた時は、自分のキャリアを優先して仕事でベトナムに行くという選択をしたこと。そして、自営業の妻は、産後しばらくして子連れでベトナムに来てくれたものの、納得はしておらず、夫婦間で「シコリ」のようなものがあったと仰っていました。

・その後、子育てしながらも仕事に打ち込む妻の情熱に心が打たれて、次に子どもが生まれた時は自分が育休を取ろうと自然と思うようになったそうです。あえて、「贖罪」という言葉を使われていましたが、かつて育児にそこまで関心のなかった本多さんが、ここまで柔軟に変われるんだということは、とても希望に溢れた話だなぁと思いました。

・参加者のアンケートの中でも、「1人目の時の反省から、2人目・3人目の時は、子どもとの時間を大切にするようになりました」と共感する声がありました。そう、今からでも遅くないんだ!と。

・有名な話ですが、夫婦の愛情曲線の話があります。
 “結婚直後、「夫」に対する愛情は高い。が、これは一時のもの。その後、出産直後〜乳幼児期に「夫と二人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は回ていくが、「私一人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は生涯に渡り低迷する。”というものです。
 スライドにも載せているのでみてください。

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③パートナー側の意見を聞きたい!

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これは、参加者の皆さんからの感想でも多かったです。
そして、奥野さんも最後に語ってくだいました。
奥野さんのパートナーは職場の中で男性初の育休取得者だったそうです。(しかも管理職で)

今でも子育てをめぐり喧嘩は絶えない日々と仰っていましたが、やはり産後の辛い時期を一緒に乗り越えた経験が、今でも根底にある感謝に繋がっているとのことでした。
この、「死線を乗り越えた仲間である感覚」が大事なんだなぁと。

「育休取る/取らない」が議論の表舞台になりがちですが、
大事なのは夫婦同士で働き方と家事育児などのバランスを納得いながらやれているかという所。
結局は、家族のことなので、周りがワーキャー言うよりも、本人たちの納得感が1番大事だと思っています。

「かくあるべし」と言うのは無くて、
夫婦それぞれ、自分がどうありたい、夫婦でどうありたい、子どもが生まれて家族はどうありたい、と言うことをグルグルしながら発展していくしかないんだなぁと思っています。

その意味で、「いろんな形(スタイル)があっていい」
それを今後も追求していきたいと思います。

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最後に

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当日会場でもんがしたのですが、結局この動画の情報が最もよくまとまっているね、という見解で一致しています。笑
動画の力、強いですね。

▼せやろがいおじさんの「育休を取った小泉進次郎に一言」

いよいよ残り2ヶ月ですから、noteも書いていきたいなと思っています。

最後の画像は、地域でパパネットワークを作りたいなという妄想です。

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