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【ライブレポート】りんご娘 & アルプスおとめ POWER LIVE 2012

りんご娘 & アルプスおとめ POWER LIVE 2012
日時:2012年12月27日(木) 18:30~
会場:弘前文化センター 大ホール
出演者:
・りんご娘
 第3期 ジョナゴールド 第5期 レットゴールド 第6期 金星, とき
・アルプスおとめ
 斉藤, 小林, 一戸, 鈴木, 佐藤, 佐々木
・練習生

SET LIST

-アルプスおとめ パート-
01. アルプスおとめのテーマ [PL Ver.]
02. Fly High [Short Ver.](練習生)
03. More Kiss <Fairies>
04. みてみて☆こっちっち <ももいろクローバーZ>
05. 真夏のSounds good! <AKB48>
06. 恋の天気予報 <ウェザーガールズ>
07. Beat Generation <Fairies>
08. Oh! <少女時代>
09. チャンカバーナ <NEWS>(鈴木・佐藤・佐々木)
10. 君の瞳に恋してる <ボーイズ・タウン・ギャング>(斉藤・小林・一戸)
11. ワイルドアットハート <嵐>
12. ニジイロリンゴ

-りんご娘 パート-
13. 海 [Short Ver.]
14. トレイン
15. だびょん
16. バスターミナル(ジョナゴールド・レットゴールド・とき)
17. 雪のブルース [Short Ver.](ジョナゴールド・レットゴールド・金星)
18. ずっとずっとずっと(ジョナゴールド・レットゴールド)
19. 彼の軽トラに乗って [Short Ver.](金星・とき)
20. なんぼめじゃ!アポーパイ
21. りんごのキモチ [Short Ver.]

-アンコール-
EN1. エアポート [Short Ver.]
EN2. ニジイロリンゴ
EN3. トレイン [Full Ver.]

”奇跡の出会いにありがとう”、ジョナゴールド(初代)の卒業ライブ

”奇跡の出会いにありがとう”をテーマに、年末の開催が発表されたりんご娘 & アルプスおとめ POWER LIVE 2012。

当時のファンの間でも感づいている人がいましたが、開催発表後の2012年12月3日に"りんご娘 ジョナゴールド""アルプスおとめ 鈴木"が同ライブを持ってグループを卒業することを発表し、両グループの今後も含め注目されたPOWER LIVEとなりました。また、メンバーの卒業が事前に卒業が発表されたのは史上初の出来事でした。

そして、翌年の2013年3月にりんご娘を卒業したレットゴールド・金星(2代目)にとっても最後のPOWER LIVEとなりました。

アルプスおとめ大躍進!りんご娘を超えるハードなパフォーマンスを披露

開演時間となり暗転、オープニングのSEが流れる中スクリーンにて本公演は2部構成になることが発表され、第1部はアルプスおとめによるステージ。虹をモチーフにした新しい衣装に身を包み、初めてヘッドセットを使用したパフォーマンスでアルプスおとめメンバーが「アルプスおとめのテーマ」に乗せて1人1人登場。MCでは練習生を紹介し、菊と紅葉まつりでも披露した「Fly High」。1ヶ月前に披露した際よりも安定感の増した歌声は成長の早さを伺わせるものでした。

再びアルプスおとめが登場し、2012年のイベントでアルプスおとめとしてよく披露した楽曲を次々とたたみ掛け。ヘッドセットに不慣れで所々トラブルがあったものの、全力でダンスパフォーマンスをしながら歌い踊る姿はりんご娘以上のハードさ。コント風のMCをはさんで初披露のカバー曲「Beat Generation」「OH!」。どちらも今まで以上のハードな振り付けに息を居切らしながらもしっかりと歌い切った姿は圧巻でした。

続くMCでは斉藤と鈴木が雪だるまを作る約束をしていたのにすっぽかされたことから先輩チームと後輩チームに分かれて揉める展開に。そして、鈴木・佐藤・佐々木の後輩チームがパンツスタイルの衣装でNEWSの「チャンカパーナ」、斉藤・小林・一戸の先輩チームが以前着用した黒と紫のチェック衣装でボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」を、マジックをしながら英語詞で披露。ファンの拍手の多さで勝敗を決めることになりましたが、結局アルプスおとめが最高ということで仲直りすることに。

そして6人が衣装チェンジを終え、嵐の「ワイルドアットハート」、初オリジナル曲となり6人でリリースした「ニジイロリンゴ」を新グッズのニジイロタオルを使って披露し、第1部のアルプスおとめライブは終了。

トレイン期、そしてりんご娘 ジョナゴールド10年の集大成

第2部、スクリーンには宇宙や命をテーマにした凝った作りの映像が流れ、今回のテーマ”奇跡の出会いにありがとう”の文字が映し出され、りんご娘がスタンバイ。

ステージが暗転し流れたイントロはなんと「海」。当時、披露されたのは2007年5月レットゴールドのソロパフォーマンス以来実に5年半ぶり。しかも、4人で披露されるのはりんご娘史上初でした(これまで2人で披露することが多かったため)。4人ならではのコーラスワークと命の大きさ、雄大さを感情込めて歌う姿は、まさしくトレイン期約2年間の集大成を魅せようという意気込みを感じました。

衣装は「トレイン」発売時に着用していたエメラルドグリーンのはやぶさ衣装にポンチョを羽織ったもの。そして、衣装も相まってリリース当時を彷彿とさせるような「トレイン」。MCでは”りんご娘 画伯の集い"と題して4人が1分で絵を書きファンへプレゼントするというコーナーも。お題はドッピーくんでしたが…続く「だびょん」では本物のバナナとオマケのりんごファンにプレゼントするサービスも。

金星が抜けて3人になり流れたイントロは春の名曲「バスターミナル」。ときがセンターを務め、久しぶりのスタンドマイクによるパフォーマンス。サビでは両手を使い感情を込めて歌う3人。そして、なんと2番からはメインパートを歌わない2人がコーラスを歌うという今までにない特別アレンジでパフォーマンス。間奏では3人が3つのパートに分かれ非常に綺麗なハーモニーを奏でていました。

ときが抜けて金星がセンターに入り歌われたのは、長い間ジョナゴールドのソロ曲扱いだった「雪のブルース」。この曲も3人という人数でで歌うことは無かった曲で、ジョナゴールドのボーカルをメインにコーラスワークを存分に聴かせてくれました。

ジョナゴールド・レットゴールドの2人がステージに残り披露することになったのは、シングル「なんぼめじゃ!アポーパイ」にカップリングとして披露され、2007年にこの弘前文化ホールでファンへ初披露された「ずっとずっとずっと」。CD化されてから、最初で最後の披露となった曲。2人がお互いを見つめあい掛け合いながら歌う姿は5年前と変わらない2人の絆と5年前から更に成長した歌声を感じさせるものでした。。

先輩2人が下がり、ヤッケ姿(2人で2,000円以下)に着替えて出てきた後輩コンビの金星とときが歌うのは、ジョナ&レットが2人になって初めて発表した楽曲「彼の軽トラに乗って」。これも2人の掛け合いやコーラスワークが印象的な曲でしたが、相当練習を重ねたということで、ときの歌に成長が感じられた1曲でした。

ときのマイクトラブルがあったものの無事に歌い終わり、とき親指骨折のMCなどを挟み着替えた4人は、2012年に着物作家”やまもとゆみ”さんによって作られた赤い袴姿の女給さん風の衣装。アルプスおとめ、練習生も勢ぞろいし、振り付けレクチャーをはさんでの「なんぼめじゃ!アポーパイ」、本編ラストの「りんごのキモチ」をフルメンバーで披露。笑顔で舞台を後にします。

初めてのファンによるサプライズ、初めての卒業セレモニー

ファンからの”「トレイン」合唱によるアンコール”に応え登場したりんご娘とアルプスおとめが披露したのは、POWER LIVEのアンコールでは定番だった「エアポート」。今回はりんご娘の4人がスタンドマイクを使うという新しいスタイルでの披露。また4人で披露するのは実に2年4ヶ月ぶりでした。

そして、アルプスおとめ6人で披露するのはオリジナルメンバー最後となる「ニジイロリンゴ」。本公演2度目の披露では傘を使ったVer.で溢れる涙を堪えながら歌う姿は感動的でした。

アンコールMCではりんご娘 ジョナゴールド・アルプスおとめ 鈴木2人の卒業セレモニーを行い、アルプスおとめ 佐々木とりんご娘 ときによる手紙や、ファンのみなさんの寄せ書き、ジョナゴールドと鈴木のお母さんが花束をプレゼントするサプライズも。卒業する2人からのメッセージでは2人とも堪えきれない涙を流しながら、未来への飛躍を誓いました。

POWER LIVE 2012ラストナンバーは弘前アクターズスクールプロジェクト在籍メンバー全員による「トレイン」「トレイン」初披露時と同じようにジョナゴールドがアカペラで歌い出し、ファンも一緒に合唱。3番のAメロでは4人が肩を組み歌い、会場一体がひとつになった瞬間でした。

最後は涙より笑顔で。アルプスおとめの大黒柱”鈴木”、現在まで続くりんご娘の基盤を作り上げた”ジョナゴールド”の2人は卒業していきました。

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