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ゲーム脳でストレスから逃げきる話

人間関係で悩むことが、人生で一番無駄だと思っている。特にビジネスにおける人間関係の悩みが最もクソだと思っている。でも大体の悩みは人間関係のことばっかり。だって金で解決できることは金を稼げばいいし、時間が解決できることはほっとけばいいから。

私は「よくわからないもの」がとても怖い。

町でいきなり話しかけてくる人。
「居酒屋どうですか?」「〇〇駅はどっちにありますか?」「手相をみせてもらえませんか?」
この台詞を言ってくる人たちの目的は明白だ。利益を増やしたかったり、目的地に着きたかったり、宗教に勧誘したかったりするのだろう。

だけど、「あwせdrftgyふじこlp;」と叫びながらダンボール造の物件(家賃¥0)に住んでいそうな人が突進してくるとか、めちゃくちゃ酔っ払って見ず知らずの人のカラオケ部屋に入っちゃう人は何がしたいのか分からな過ぎて怖い。
エンカウント率はだいぶ低いが、両方とも経験があり本当に怖かった。

前者に対して様々な感情がわくが、恐怖だけはわかない。
だが後者の得体の知れなさは、恐怖しかないのだ。
町中の赤の他人なら「逃げる」とか「通報する」とか対処ができる。
やっかいなのは自分の人間関係の中にこういう人がいる場合だ。

例え話をひとつ。私がレストランでバイトをしていたとして「料理を運ぶ先を間違る」というミスを3回して怒られたとしよう。
「なんで間違えたの?」「すいませんじゃなくてなんで間違えたのか教えて。」「どうすれば間違えなくなるの?」と質問責めにされても私は平気だ。
ミスをしたこと自体で落ち込みはする。が、「なぜ間違えたか」「どうすれば間違えなくなるか」を考える責任がお金を貰っている以上自分にはあると思うのだ。(正解がでるかはともかくね)
「料理をテーブルに置く前にもう一度確認しなかったのが原因です。次からは料理とテーブルがあっているか伝票の確認をします。」など自分なりに考えた対策を相手に伝える。

この時の相手の反応として
「よろしい、お前が口にした対処は必ず実行して同じミスは犯すな。」と「お前はなにを平然としてんだ、舐めてるのか?」
の2種類を経験したことがある。

後者はなぜ舐めてると思われたのかいまだに理解ができていない。
そしてこの怒られた方が怖い人が世の中にはいるらしく、私はなにが怖いのか理解ができていない。
ただ、「怖がる人がいる」という知識があるのでなるべく人様やらかさないよう気を付ける。

私が怖いのは、ずばり客の前で怒鳴る店長だ。
客がどんな思いをするか、その結果が店の評価にどう響くのか、よりも自分の怒りを優先する思考が全く理解できなくて怖い。(思考がない?)
感情優先マンは現場で大きな声を出すのでわかりやすかった。よって逃げやすかった。(怖いものから逃げたいという感情は私にだってある)
でも、なぜこの人は何よりも自分の感情を優先するんだ?雇われている時間内なのに?と思考を巡らせては答えがでずに神経をすり減らしてきた。

仕事がバックオフィス業務(おまけにリモートで文書ベースのやりとり)に代わってから、感情優先マンを見抜くのが難しくなった。インテリジェンスっぽい仮面をつけて、なんの筋も理屈もない文章を垂れ流す存在がこの世の中にいることを初めて知ったのだ。
「そんな変化球ありかよ!いやいやそんな訳のわからんことを、こんな長文で打つわけなかろう。」と思い、念のため文章を読んでもやっぱり理屈は破綻していて、第三者にお願いして読んでもらってもやっぱり理屈がなかった。
正直とっても怖かったし、どうすればいいのかわからなかった。
今までの経験から、「感情優先マン」に理屈がおかしいことを聞き入れてもらえる可能性はとても低いし、というか怖いから関わりたくないし、でも仕事だし…もんもんもんもんもんもんもんもんもんもんもんもん

チーン。

普段あまり悩むことがなく折角の機会だったので、私はめちゃくちゃもんもんしてみた。

そして私は

「感情優先マン」はマンにあらず。「感情爆発システム」なのだ。
私が生きていくステージで「感情優先マン」という敵がいるのではない、あれはシステムなのだ。

マリオでいうなら、クリボーではなくドッスンなのだ。

という一つの結論に到った。

ドッスンって基本は倒せないじゃないですか~。
ステージにィ~なんかぁ~組み込まれてるじゃないですか~。(倒れせるシリーズもあるけどいったん置いておいてほしい、カービィのゴルドーとか想像してもらえればいい)
もう仕方ないんスよ、ステージからはどかせないし頑張っても倒せない。
だから避けるしかない。

クリボーとかテレサとか「クッパから時給いくらもらってんだろ…。イライラしてるけど疲れてんのかな。」とか気持ちを配慮して、配慮した結果
実は私が勝手に敵にみえてました。よくみたらヨッシーでした。
パターンある。これは自分が疲れてるとよくあるから本当に気を付けたほうがいい。

けどドッスンはシステムだから考えても無駄だった!
ドッスンだって厳密にいえば配慮すべき事項があるかもしれないけど、こちらがドッスン認定している時点でどうしようもなく色んな人を潰してきたうえで、まだ上下にドスドスしているだけなので、こちらとしても「配慮もくそもあるかい、避けろ~!!」なのだ。

これはもっと早く気づきたかった。
でも気づいたときめちゃくちゃ気持ちよかった。いままでのあれやこれも!全部ドッスンだったー!!今まで心の底にちょっと残ってこびりついてとれなかった陰鬱が、ケルヒャーで綺麗にされた気分だ。

そんな気分になれたので、今回しっかり文章に残しました。
この考えは真っ当で正しくて清廉では、決してないでしょう。
けれども、もし今悩んでる人、というかまた同じことで悩んで読み返している自分さんよ。

もしかしたらそいつ、ドンッスンかも。

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