身の丈ってなんなんですかね

身の丈だとか釣り合ってるだとか

ミキの亜生が山本美月と結婚するから芸人辞めるって兄の昴生に言ったらどうなるかのドッキリが面白かった。兄弟愛を感じる兄の感情吐露しまくりのシーンはジーンとくるものがあって素敵だった。

そんなドッキリの最初にあったのが、亜生が昴生に彼女である山本美月を紹介するくだりだ。山本美月が亜生のことを「あっくん」と呼びながら「彼女の山本美月です」と自己紹介するシーン。このとき昴生は山本美月を何回も見直して、しまいには「山本美月さんですよね?」と聞く始末。

なんで昴生が「山本美月さんですよね?」と聞いたのか。それは「弟が連れてきた彼女がこんなテレビでもよく見かける有名な芸能人の山本美月なわけがないだろ」という疑いがあったからだろう。

ミキの亜生なんかハンサムで清潔感があって面白いし、芸人になるまえは介護士として働いていたらしいからきっと優しいだろうし、超超超優良物件だろう。ゆえに過去に付き合ってきた彼女さんなんかももれなく超美人なんでしょう。だから美人な彼女がいてもおかしくはない。

ただそれは「一般人にしては」という形容詞がつくんだろうよ。たしかにうちの弟はむちゃくちゃモテるし学校でも人気者だったよ?でもさすがに芸能人でめちゃくちゃ活躍してる山本美月ではないだろうということを想ったに違いない。ここまでぜーんぶ推測ですが。

とにかく昴生は「亜生と山本美月は釣り合ってない!」と思ったんでしょう。弟の身の丈に合ってないと感じて「山本美月さんですよね?」なんて質問が出たのだと思う。仮にこれが竹内涼真とか真剣佑とか吉沢亮みたいなJK大騒ぎのイケメン俳優が連れてきた彼女が山本美月だったらなんの違和感もなく「おおむちゃくちゃ美男美女だ!」と納得するわけですよね。




ここまで振り返ると「ミキ亜生と山本美月はカップルとして釣り合ってないから面白いドッキリになった」ということしか言ってません。ここからまた違う話。



中学生の頃、それはそれは性格がむちゃくちゃ良くてその子のことを嫌いな人なんか誰もいないとてもできた女の子と、ほぼお情けだけど付き合ったことがある。付き合うことになった後に彼女から聞いた話だが、彼女の部活の友達は、一人の漏れもなく全員が「ふらぺちいのと交際するの断固反対」だったらしい。「○○ちゃんにふらぺちいのなんかもったいない」「性格天使女子にあのクソ男を付き合わせるなんて論外。」「そもそも釣り合ってないんだから。」「あんなやつと付き合うなら死んだほうがマシだ」と言いたい放題だったらしい。

そこまで言われるのも無理はない。自分はその部活の女子たちと恋愛でいろいろあってダメ男のレッテルが貼られていたのだ。デート中にウォークマンを聴いていたり、付き合ってることを言うなと言われたのに言ったり。ゆえに部活の中で私の評価は最低で、その性格天使女子と付き合うことはむちゃくちゃ反対されていたということだ。


上のエピソードも「私と性格天使女子は釣り合ってないからめちゃくちゃ反対された」ということが言いたかっただけです。ここからが本題です。


身の丈とか釣り合うってなんなんでしょうな。でもうすうす身の丈みたいなものはわかってたりする。認めるのに気力とか勇気がいる。認めたくないんだよね。俺だってめちゃくちゃかわいくて性格の良いクラスのマドンナと付き合う夢を見たいけれども、身の丈を感じてどうせ無理なんだろうなと思う。

あとこれくらいが身の丈に合った女の子なのかなと思った女がすごい良い女ぶっててむかついたりする。自分の身の丈を、ちょっと上に見積ったりしているプライドの高い自分がいたりする。


身の丈とか釣り合うとか判断するのはいつだって他人だ。その判断に飲み込まれて洗脳されて「釣り合ってない」と感じて徐々に心が離れていく。

自分さえよければいいという鉄の自己肯定感があれば、きっとこんな身の丈がとか釣り合ってるかどうかなんかで悩むことはないのだろうな。

自分が良いと思うものを良いと思える人間になろう。それが悦なんだよ。うん。滑り込み悦ぶっこみ大成功。何言ってんだよ今日は。全体的に。

とにかくモニタリングがおもしろかったって話ですね。

以上。悦セイストのふらぺちいのでした。




#悦セイスト #身の丈 #釣り合っている



シュークリーム(128円)とピザまん(130円)を買いたいです。恵んでください。