【ラノベ感想02】楽園ノイズ感想。(ネタバレあり)

今回は、『楽園ノイズ』というラノベを読み終わりましたので、それの感想になります。

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まず最初に、軽くこのラノベの大まかなあらすじを載せておくと、

出来心で女装演奏動画をネットにあげた僕は、謎の女子高生ネットミュージシャン(男だけど)として一躍有名になってしまう。
 けどその秘密が音楽教師・華園美沙緒先生にバレてしまい、口止めでこき使われる羽目に……
 無味無臭だったはずの僕の高校生活は、華園先生を通じて巡り逢う三人の少女たち
「ひねた天才ピアニストの凛子」
「華道お姫様ドラマーの詩月」
「不登校座敷童ヴォーカリストの朱音」
 によって騒がしく悩ましく彩られていく。
 恋と青春とバンドに明け暮れる、ボーイ・ミーツ・ガールズ!

            (あらすじは公式サイトから引用)


正直、自分はあまりこういった青春ものだとかラブコメ的なジャンルはあまり読まないのですが、この作品が以前記事でも紹介したこのラノ2021の文庫部門6位という事もあったり、自分が買っていた積み本の中にあったりしたので試し読んでみました。

読んだ結果、

滅茶苦茶、面白かったです!!!!

音楽は好きだが自分に才能が無いことを卑屈に感じている主人公が、様々な悩みや問題を抱えたヒロイン達と共に日々成長するストーリー展開は、王道であり読んでてとても楽しかった。

後は物語の構成というか展開が、読んでいて凄く素晴らしく感じたかな。特に一人ひとりのヒロインにスポットを当てた章があり、それぞれに起承転結がハッキリ描かれていて読みやすくもあったと感じた。

また個人的には、主人公とヒロインズの掛け合いは漫才を思わせるようなボケとツッコミの応酬でこれも読んでいて笑そうになるほど面白い。そのせいで音楽活動以外で普段の彼らの話も読んでみたくなったかな。

そして最後の章で、主人公の成長とまさか意外な人物の告白とヒロイン達とバンドを組みイベントのライブで演奏といったクライマックスにかけての盛り上がり方は興奮した。ここら辺の展開は、止まる事なく一気に読んでしまったほど面白くヤバい。気になるのであれば是非読んでみて欲しい。

さて個人的な総評としては、全体的にクオリティが高く、上でも書いたが物語の構成も小説としての起承転結に加え、キャラクターの個性やそれぞれの背景等の全ての要素が高く非常に満足した内容だった。流石、このラノにランクインされただけあると感心したし、なるほどと納得もした。

最後に2巻の発売も予定されているようなので、今巻と同じようなクオリティを楽しみにしたいし、期待したく思う。


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