【ラノベ感想01】たんもし4巻感想。(ちょい紹介説明・ネタバレあり)

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個人的にここ最近、ハマっているラノベ作品の一つなのが『探偵はもう、死んでいる』です。最初なので軽く紹介説明しますと、

この作品は去年のMF文庫Jの新人賞で最優秀賞を受賞した作品で、その物語を大まかに説明すると、ある出来事がキッカケに名探偵を失ったその助手の主人公が、様々なヒロイン達と出会い、多くの事件を解決して失った大切なモノ全てを取り戻して行く感じのお話

この前記事にも紹介した、『このライトノベルがすごい!2021』の文庫部門の第4位にもランクインしています。


今回はそのラノベ作品である『探偵はもう、死んでいる。』(略称たんもし)の4巻の大まかな流れと感想についてです。【ここから画像下ネタバレ注意】

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前巻である3巻で主人公、『君塚君彦』とその彼の探偵である『夏凪渚』、そしてエージェント『シャーロット・有坂・アンダーソン』(愛称シャル)はシードの器候補である『斎川唯』を助けるべく、『調律者』の一人『暗殺者』の『加瀬風靡』との戦いに勝利する。そして、その最中で負傷したかつての『名探偵』と瓜二つなメイド『シエスタ』が負傷し、その治療のためヘリで運ばれるところから始まった。

正直、読んでいた時は半分くらい前巻の内容を覚えていなくて、あーそうだったみたいな感じで読み進めてたし、ちょっと前巻読んでから読めば良かったかなって思ってる。

でもその内容は面白くて、前三巻をも上回るような展開にワクワクしたかな。

特に、新キャラである『巫女』のミア・ウィットロックとの出会いやその後に起こる事件何かは彼女のキャラクター性を引き立たせるには十分な描かれ方してたし、個人的にも好きなキャラになったかな。欲を言うならもう少し出番があっても良かったかなとは思ってる。

後は、本編のストーリー自体も大きく動き出したって感じの巻だったかな。

本作の黒幕である『シード』を倒すための情報を求めて君塚と夏凪はシエスタが残したと思われる情報を求めてロンドンへ。シャルは加瀬風靡と共にシードの器候補の処理、斎川は君塚のかつての敵『コウモリ』と一緒に自らの力を使いこなせるように特訓に励んだりとそれぞれの視点で色々描かれており各自で成長する所にスポットを当てられてあって良かったかな。

クライマックスにかけても、シードの強襲に斎川を守るために奮闘する主人公達は中々に熱い展開で良かった。特に、コウモリが命を懸けて斎川を守るため単身、シードに戦いを挑む所は個人的には好きかな。

そして、ラストは衝撃で個人的に予想外の展開だったし、すごく驚いた。

その展開は、是非ともこの作品を手に取って読んで欲しいため、伏せるが損はしない内容だと思う。

4巻の総評としては、個人的に満足だし熱い作品が好きな自分からすればとても興奮した内容だったかな。ただ、今巻に関しては今までの巻と比べ少しミステリー要素が薄いためそこの所だけが個人的に残念とも思う。まぁでも最後の展開は続きが気になる終わり方だったので、早く次巻は読みたいし期待もしたい。

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