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世の中にあふれる「やった方が良いこと」との向き合い方

こんにちは。たまです。


先日のワーママはるさんのVoicy放送:#794 何でもかんでも自己責任論は怖くて重い をきっかけに、思考を揺さぶられました。


「やった方が良いこと」だと分かってはいるけど、できてない・やれていない自分を責めて、自己劣等感にさいなまれている人が、すっと楽になれるヒントになれば幸いです。


世の中にあふれる「やった方が良いこと」


世の中には「やった方が良いこと」が溢れていますね。
例えば、

読書/マインドフルネス/マイバック利用/投資/日記/脱毛/フェムテック/料理/ホットクック/運動習慣…


情報源は、TwitterやインスタグラムなどのSNS、テレビ・雑誌。リアルでは上司や同僚・親からのアドバイスなど。上げればきりがないですね。

こういった情報に触れた時、あなたはどのように対応していますか?

…ついつい、「やらなきゃだめだ」と思う方も多いはず。

でも、実際にはやれていなくて、やれてる人と自分とを比べ、

なんて自分はダメなんだろう

と思ってしまうこと、あると思います。そんなときは、次の考え方を実践してみてほしいんです。


情報に対する向き合い方を見直してみよう


「やった方が良いこと」を知るタイミングは、あくまで説得させられている状態。受動的なインプットです。そこからすぐに「わたしもやらねば!」となっていませんか?

これ、あなたの思考プロセスをすっとばしてしまっているんです。

ぜひ一度立ち止まって、あなたの価値観というフィルターを通してみてください。

情報の向き合い方


とはいえ、わたしの価値観…よくわからないんですけど。。と思う人もいるはず。その場合は、次の質問を自分に投げかけてみましょう。

①その情報が、本当に有効な理由は何?
②その情報が有効じゃないと思う理由は何?
③発信者はなぜわたしにそんなことを言うのか?
④自分の行動を変えたい?改めたい?
→YESなら、やってみましょう


「やった方が良いこと」のうち、特にSNSでのインフルエンサーによる内容が全て正解のように思えること、ありませんか?その場合、必ず言われたことを実践しなければならないという思い込みになりがち。

でも、インフルエンサーは神様でも教祖様でもありません!単なる、いち発信者なんです。

情報は一つの情報としてインプットし、あなたがどう思うか?あなたはどうしたいか?そこに納得感はあるか?必ず主体性をもって情報と向き合うようにしましょう。


未来と自分は変えられるという「コントロール思考」


情報との向き合い方とともに、知ってほしいのがコントロール思考です。

そもそも、世の中にあふれる「やった方が良いこと」はコントロールありきの思考なんです。

よく、「過去と他人は変えられない」と言いますよね。おっしゃる通りだと思います。

その逆、「未来と自分は替えられる」も併せて主張されています。でも、これって本当なんでしょうか?

「やった方がいいこと」って、論理での行動なんです。
AしたらBになる(可能性が高い)。だからAすべき。という思考です。

コントロール思考

いまの自分をコントロールして素晴らしい未来を迎えよう!✨というステキな論調が多いですね。成長するには必須の思考法でもありますし、これができている人は評価される傾向もあります。

このようなコントロール思考は、ローカス・オブ・コントロールを内側に置く人の特徴です。

LOC(ローカス・オブ・コントロール) とは
locus of control
行動を統制する意識の所在(ローカス)が、内(自己)か外(他者)かで「自己解決型」と「他者依存型」とに分類する考え方。
自己解決型は、自分自身の行動とその結果は自ら統制できると考えるタイプである。 これに対して他者依存型は、自分自身の行動とその結果は、外部の力や影響によって決まると考えがちなタイプである。
引用元:goo辞書

一方で、ローカス・オブ・コントロールを外側に置く人は、運任せというか、為せば成るといったゆるめの思考を持っていますね。どちらがいいとか悪いとかではなく、人はこのような特徴で分類ができるよ、というだけのことです。

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「コントロール思考」を持ちすぎることの弊害


ローカスオブコントロールを外側に置く人は、なんだか他力本願でやる気がなく見える。一方で、内側に置く「コントロール思考」の人は、理想的で前向きに見えますね。

でもね。コントロール思考にはこんな弊害もあるんです。

▼コントロール思考の弊害

・時間と労力の無駄
・他人に厳しくなり、他人と親しくなれない
・いたずらに自分を責める
→すべてを支配できると信じるのは危険なんですね。

まさに、インフルエンサーの発信内容を実行できていない人が、「いたずらに自分を責める」状態に陥ってしまうんだそうです。

コントロール思考は絶対的によいものだ、という論調が強いのは事実。ビジネス書でもそんな論調が基本。
・・・でも、すべてを支配できると信じすぎることは危険。自戒を込めて。

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