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【薬学部志望必読!!】薬学部をおすすめしない理由

こんにちは。
某有名私立大学薬学部を卒業したたまるです。

薬学部には良い部分もある一方で、悪い部分もたくさんあります。
今回はその悪い部分に着目して、薬学部をおすすめしない理由をお伝えしていこうと思います。

薬学部を目指す高校生、浪人生、あるいは保護者の皆さんには、ぜひ読んでいただきたい内容となっております。


1.お金がかかる

私立薬学部の学費は、年間約200万円です。
さらに、4年ではなく6年間通わなければ、薬剤師国家試験を受験することができません。
つまり、薬剤師になるには総額約1200万円程必要となるわけです。
(大学によって、多少の差はあるので、ご自分で志望大学の学費を調べてみることをおすすめします!)

また、1200万円というのは、ストレートで卒業できればの話です。
薬学部は留年しやすい学部なので、学費は最低でも1200万円必要と考えておくと良いでしょう。
(ただし、国公立の場合は、年間約60万円で済みますので、お金に不安がある場合は、勉強を頑張って国公立への入学を目指しましょう!)

他にも、家賃、交通費、国家試験前の予備校費用(人によっては不要)、再試験受験費用なども必要となります。
加えて、他の学部に比べ、アルバイトの時間が取りにくいため、生活費等を自力で稼ぐことは難しいです。

もちろん、奨学金制度等を利用している学生もたくさんいますので、お金持ちばかりの学部というわけではありませんが、私立の薬学部を目指すからには、お金が必要であることを頭に入れておくとよいでしょう。


2.勉強が大変

今回一番お伝えしたい内容が薬学部は勉強が大変であるということです。「そんなこと知っている。」という人も多いと思いますが、具体的なイメージはできていますか?
薬学部では、想像以上に勉強が大変だったという理由で留年退学していく学生がたくさんいます。
そんなことにならないよう、簡単に薬学部での勉強量をお伝えしようと思います。

まず、定期試験ですが、1科目の量が多いことに加え、科目数も多いです。
具体的な量はお伝えしにくいので、実際に薬学生がどれくらいの時間を勉強に費やしているかをお話しします。
基本的に1か月前から試験勉強を始める人が多いイメージです。
高校でのテスト週間が1週間ではなく、1か月間続くと考えるとイメージしやすいかと思います。
また、テスト期間中はほとんど寝ていないという学生も多く、それくらい勉強量が必要というわけです。

また、定期試験を乗り越え、進級した場合も6年生の卒業試験で躓く薬学生がたくさんいます。
というのも、基本的に私立の薬学部は、薬剤師国家試験の合格率を上げるため、卒業試験を国家試験より難しく設定しているためです。
そして、実際どれくらい勉強しているかでいうと、大学受験と同じくらいと考えてくれれば良いと思います。
つまり、朝から夜まで寝る以外の時間は、勉強しなければいけないということです。

もちろん、勉強が嫌いな人でも薬剤師になるという夢を持っている場合は、努力ができると思います。
ただ、6年間の大変な勉強が待っていると考えて、薬学部への進学を考えることをおすすめします。


3.自由な時間が少ない

薬学部は、他学部よりも自由な時間が少ないです。
つまり、遊んだり、アルバイトをする時間が少ないということです。

というのも、先程もお伝えしたように、薬学部は勉強が大変だからです。
加えて、実験研究室実務実習などがあり、思うように予定を入れることが難しい学部であるといえます。

もちろん、時間をうまく使って旅行やアルバイトをしている人もいますが、他学部よりも自由な時間を作ることが難しいです。
そのため、薬学部を進学する場合は、薬剤師になるための学生生活を送るという意識で入学することをおすすめします。


4.薬剤師は稼げない

6年制の薬学部への進学を考えている。
つまり、薬剤師になりたいと考えている人が多いと思います。

では、薬剤師の仕事について、どこまでご存知でしょうか?
ただ、薬を渡すだけの簡単な仕事で、たくさんお金をもらえると考えていませんか?
もし、そのような考えをお持ちでしたら、薬剤師の仕事について調べてみることをおすすめします。

人によって、価値観はそれぞれなので、薬剤師はおすすめしないとは言えません。
実際に、薬剤師の仕事にやりがいを感じるという人もたくさんいます。
ただ一方で、激務で辞めたい。思ったよりも稼ぎが少ない。と感じている人の話もよく耳にします。

せっかく大学受験や薬剤師国家試験を乗り越え、苦労して手に入れた薬剤師という資格を無駄にしないよう、薬学部へ入る前に薬剤師という仕事について知っておくことが重要です。


まとめ

今回は、薬学部をおすすめしない理由を4つ紹介しました。
まだまだ、お話ししたいことはあるのですが、長くなりそうなので詳しいことはこちらでお伝えします。
もし、薬学部を卒業した人や薬剤師の知り合いがいる場合は、直接お話を聞いてみるとよいでしょう。

実際に私自身が薬学部に入学し、様々な後悔を繰り返してきました。
その体験談やより詳しい薬学部での生活、そこから分かる薬学部に向いていない人の特徴を紹介しておりますので、気になる方がいましたら、ご覧になっていただけると幸いです。



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