豚キムチのナムル丼 食べる時間に愛を捧げる #まいにち土鍋
冷蔵庫と相談すればいい。
あとは、カラダの声を聴く。
豚の生姜焼きを数枚のこしてあったものを短冊切りして、さっと湯通ししたもやし、プチトマトが少しあればいい。きゅうりがあれば加えてもいいし、トマトがなければいれなければいい。常備してあるキムチを入れて、ごま油をつつつーっとかけ、塩をぱらぱら、黒酢を隠し味に。
残り物の生姜焼きに、じゅわんと染みた黒酢味がなんともおいしい。温かいごはんでもいいし、冷たくなったごはんでもいい。もろもろ苦労したイタリア生活で磨いた技だと思うが、冷蔵庫のなかで眠って捨てるはめになる食材がほとんどない。ネットという便利な利器はなく、イタリア料理はダンボ耳と穴があくほどの目で口伝で学んだ。今でも献立はいっさい決めないタイプ。その場のアドリブ。
完成品にこだわるより、それを食べる時間に愛を捧げたい。まずは自分自身に、ともに食す人に。そんなことを想いながら、まいにちうつわを並べている。
8月14日(月)
盛る「グラタン皿コッチョリーノ」
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