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手づくりピクルスと海のむこうの揚げたポテトへの想い #まいにち土鍋

本日も、個展明けの「道」は大渋滞で、ここ数日はまいにちてんてこ舞っている。このようにちょっと疲れた状態のとき、なぜだか揚げたポテト(ちなみにフライドポテトは和製英語)が食べたくなるのだ。友人Mさんが手づくりしたピクルスをミニ土鍋コッチョリーノに盛りつけ冷蔵庫で冷んやりさせておく。ポテトにピクルスを添えて、ちょっと流れ出るピクルスのお酢にチョンチョンつけていただくのだ。


揚げたポテトをちょっと酢で湿らせる感じが好き

イギリスやアイルランドの「フィッシュ&チップス」も、ピュイ〜ッと調味料ボトルからモルトビネガー(麦芽酢)を噴射させていただくのが好き。ベルギーの「フリッツ」にも、ほどよく酢が効いたマヨネーズを添えて、熱々のポテトをシュワンとさせていただくのが好き。


チップス

イギリスは、ブライトンの海岸で食べた屋台の「チップス」がおいしかった。海の風と麦芽酢が妙にマッチしていたなあ。アイルランドは、ダブリンの名店で食べたギネスビールを使った衣で揚げた「チップス」がカリッとしていて最高だったが、地方都市のしっとりしたパブでビールといただいたそれには麦芽酢をチュピーッとかけた。麦芽衣に麦芽ビールに麦芽酢の3点セットだもの合わないはずがない。

フリッツ

ベルギーは、ブリュッセルの洗練されたレストランで牛肉の煮込み、あるいはムール貝に添えてあったフリッツも良かったけれど、やっぱり屋台好きなのかな、冬の夜、アントワープの屋台で食べたフリッツとホットワインが一番だった。ポテトとマヨネーズ!frietjes met mayonnaise!(オランダ語)は忘れない。

フリット

フランスは、リオンで食べたポム・フリットが忘れられない。リオン美術大学寮のキッチンで、料理人目指して勉強していたフランス人の青年が揚げたフリット。それにレムラード・ソースというのだったっけ、マヨネーズにピクルスなどが混ざっていたソースを添えて。グビグビと白葡萄酒が進んだことを合わせて思い出す。葡萄酒も一歩進めば酢なんだものね。

その他

そうそう、カナダのプーティン(どろどろな混ぜものプディングからの派生)という揚げたポテトにチーズカードをかけたものや、ギリシアのギロ・ピタという、ピタ生地でギロス(焼いた薄切り肉)や野菜に揚げたポテトを巻き、ヨーグルトソース(ザジキ)をかけたものも食べてみたい。

どれも、ちょっと疲れたときに食べたくなる、わたし好みのちょっと湿った揚げたポテトなのだろうな。




4月27日(水)
冷やす「ミニミニ土鍋コッチョリーノ0.5合サイズ」

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