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ホームメイド乾物きのこ炒飯 #まいにち土鍋

人間に酷な暑さなのだけれど、こっそり「かわくかわく」と喜んでいるコビトが住んでいる。乾物と野草干しには、この確実なまいにちの熱射がたまらない。

我が家の愛すべき庭について、何度も書いているのは、もうすぐこの庭ともお別れだからだ。詳しいことは後日。北西にある庭だが、南西からの風と光の通り道になっており、昼から夕刻まで南西の太陽が差し込み、風が走ってゆく。住宅がひしめきあうエリアだが、この庭の道のおかげで、空気の循環経路になっているのだろう。

エネルギーの詰まった食材や野草が、乾燥して縮まって強力なエネルギーになる。ありがとう。

マイタケ、エリンギなどを干す


乾物エバンジェリストに出会ったのは数年前。その後ミラノで食の万博が行われた年にイタリアでの乾物イベントにもご一緒したことがあり、いろいろなことを教わった。そしていまは、漢方の薬草干しについて、漢方の先生やその仲間たちに教わっている。とにかく干すことが好きらしい。

いにしえの知恵である乾物。その季節に集中してとれた野菜は保存可能となり、凝縮した味は病みつきになる。日本もイタリアも乾物文化。例えばドライトマトやドライポルチーニがよく知られている。干しブドウや干しイチジクも、イタリアに限らず欧州の旨味だし、ベルギーの北海側や北欧、東欧の海で干された魚も大変おいしかった。


ドライきのこ炒飯

乾物きのこをキュッと水で絞って炒めるだけで、最上級のおだしが香ります!

①乾燥させたマイタケとエリンギを少量の水(湿るくらいでいい)に浸して10-15分くらい放置。その後、きのこの水気を絞って(汁は捨てない)汁ときのこを分けておく(★)
②  冷や飯に卵を割りほぐし塩を少々ふる。
③フライパンにオリーブオイル、スライスしたニンニクを入れて炒め香りを出す。(シンプルな料理こそココ丁寧にやると美味しさ変わるから)
④③に②と①水気を絞ったきのこ(★)を加え炒める。ごはんを平らにならしたら、がちゃがちゃ混ぜず、少しそのまま少し焼く。少し経ったらひっくり返すように炒め、また平らにして焼く。
⑤きのこ出汁(★)を入れご飯と一緒に炒めたら、きのこの汁もさっと加え水分を飛ばすように炒める。
⑥最後に醤油と塩で味を整え、シソの千切りをトッピングしてお好みで七味もどうぞ。


8月1日(月)
炒める「グラタン皿コッチョリーノ」

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