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ドクダミヌーヴォ茶と古き良き友 #まいにち土鍋

16年前に旅立った友は大切なものを遺してくれた。それは古い親友たちに定期的に会うこと。

お世辞は言わない。突っ込める。昔の失態も失言も消すことのできない関係は、実は悪いものでない。人生は薔薇色ではないし、それを理想とするから疲れる。ちょっと曇ったくらいの彩に、時に華やかな色があるから明日が頼もしい。


まいとし、この日には庭のドクダミ茶をポットに淹れて持ってゆく。お墓の前でお菓子を頬張りお茶を飲む。最初はやりきれなかった気持ちからだったが、いまは笑いのコミュニケーション。

梅雨に入る前、カラッとした晴天を狙って摘んだ庭のドクダミを2日間ほど天日に干す。1週間ほど陰干し。窯所有という特権で窯を空焚きしてパリッと乾燥させる。土瓶(ポットコッチョリーノ)に入れて15分ほど煮出して、減った湯を足してさらに5分ほど。

IHでも使えるようになったポットコッチョリーノ。じっくり煮出すお茶などにも便利。


6月18日(土)
煮る「ポットコッチョリーノ」
※直火にかけられるポットです

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