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自分を磨く前に「知る」こと

皆さま、こんにちは^^

ふと書店で目に入った本の帯には「自分磨き」という言葉がありました。

外見や内面をブラッシュアップしている人たちを想像します。

「自分磨き」のために、アクティブに動ける人というのは積極的なエネルギーを持つ人であるともいえます。

ただ、私の場合は、「自分磨き」という言葉を使ったことが、これまでありませんでした。

なぜかといえば、自分を磨くということは表面しか見ていない気がするからです。

そういえば、ダイヤモンドの原石を磨く数々の工程の中で、最初にすることは分析と選別だそうです。

その原石が最高に輝くカットの仕方を決定するために、現代では最新のテクノロジー機器と熟練の技術者によって徹底的に分析し選別されるということを以前、新聞の記事で読んだことを思い出します。

天然のダイヤモンドと同じように、私たちも一人ひとり異なる個性や強みを持っています。

「自分磨き」という言葉の意味だけでいうと、外側の目に見える部分を輝かせ、凹凸をなくしたりするために地を磨くというふうに受け止めてしまいます。

もし、「自分磨き」を、ダイヤモンドのように最初に分析せずに磨こうとすれば、強くこすって傷がついたり、こすり方を間違えて好きではない色や艶に変化してしまうかもしれません。

あるいは、見た目では輝いているようにみえていても、中心部には空洞があって、もろくなっていて、それ以上、力が入ると、パリンと割れてしまうかもしれません。

ですから私は、自分の目に見えるところを磨くよりも、まずはよく触ったり、観察して、温度や強度や重さ、天然のままの個性的な色や艶、ざらつきや凹凸、そのままでも場所(場面)によっては、価値が見い出せるかもしれないといったことを見つける作業をしたいのです。

つまり、自分を磨く前に自分を知るということです。

幸せに感じているところや感謝すべきことがある一方で、コンプレックスや弱いところをじっくりと受け止めたり、認める作業は暗闇の中にいるようで、涙が溢れ出すかもしれません。

それでいいのです^^

私自身は、執筆やSNSを書いているときに、いやというほど自分を受け止めたり、認める作業に没入します。

必要以上に何かを不安として取り込まないのは、性格でもある一方で、こうした自分を静観する習慣があるからかしら、と思っています。

落ち着きがほしいときや、気持ちが焦るときほど、「磨く」のではなく、自分という石の全てを五感でやさしく探ってあげられたらいいですね♪

ちなみに画像は、自社で販売しているピアスです^^

ダイヤモンドではありませんが、光の反射がきれいな画像なので選んでみましたよ。

PURA Tokyo


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