【アンテナショップオープン物語 Vol.1】世界初の酒粕ブランド 純米酒粕「無垢」
玉乃光の純米酒粕ブランド名を「無垢」(むく)に決定しました!
11代当主が純米酒を復活させてから、純米吟醸、純米大吟醸にこだわり、純米酒の味を守り続けてきた玉乃光。
そんな玉乃光が生み出した副産物である酒粕も、米、水、米麹のみでできた純粋な酒粕です。
純粋で、無駄なものが入っていない、純真無垢な酒粕。
そんな想いを込めて、「無垢」というブランド名にしました。
それに加えて、玉乃光の無骨さ、真っ直ぐさ、誠実さを表現したいという想いがあります。そして、玉乃光は純米酒しかつくらないという決意。
玉乃光の酒造りは、単に「素材にこだわりました」ということではなく、一本のお酒を生み出すまでに農家さんと造り手が一緒に語り合ってきた想いがそこにはあるのです。
純米酒だけを作り続けることは困難だけれども、伝統を守りたいと思うから挑戦していく、その真っ直ぐさ。
他にもっと売り上げを取る方法はあるけれども、飲み手のことを想って良いものだけを作り続ける誠実さ。
そういった気持ちや姿勢を「無垢」という言葉やものづくりの取り組みを通して、少しでも感じてもらえたらうれしいです。
今度のアンテナショップでも、主役になる「無垢」、是非多くの人に楽しんでいただきたいです。
純米酒粕「無垢」の特徴
一般のスーパーで流通している酒粕は、ほとんど醸造アルコールが添加されたもの。対して、玉乃光の酒粕は、上述した通り、醸造アルコールを添加しておらず、米と水と米麹のみでできたもの。
玉乃光の酒粕を食べたことがない方からしたら、驚いていただけるほどまろやかで食べやすく美味しく味わっていただけると思います。
その特徴から、料理にも使いやすいので、毎年11月半ばあたりからは京都の料亭などから問い合わせが殺到していました。
今までは問い合わせいただいた方々にだけ販売する知る人ぞ知る商品でしたが、せっかく良いものを作っているので、もっと世の中の人たちに味わってもらいたい。
そんな思いから、純米酒粕ブランド「無垢」の立ち上げを決意しました。
食品ロスの削減にもつながる
そして、酒粕を普及することの意味はもうひとつあります。
お酒を作る過程で、酒粕は、副産物として必ず生まれるもの。
この酒粕を無駄なく世の中に普及していくことで、食品ロスの削減にも繋がります。
SDGsの目標のひとつである、「つくる責任、つかう責任」。
副産物まで無駄なく商品化することで、持続可能な社会へ既往することもできるのです。
酒粕を文化として世の中に普及していくために
とはいえ、どれだけ良いものを作っている自信があっても、「良い酒粕だから食べてください。」だけではなかなかとっつきにくいもの。
酒粕の文化を作っていくために、酒粕単体の販売だけではなく、まずは、お料理に使いやすいチューブ状のものや、お魚を酒粕でつけたもの、スイーツなどの加工品を用意して、手軽に楽しんでいただけるようにしております。
レシピブックや、酒粕の楽しみ方の本やインターネットなど、様々な情報の充実にも力を入れていく予定です。
さらに、あらゆる酒粕料理を味わっていただける飲食エリアが充実。こちらは玉乃光の日本酒と合わせて楽しんでもらえる仕掛けがたくさん。こちらは別途ご紹介します!
そして、もうひとつのアンテナショップの目玉である店内で作った生甘酒もぜひとも味わっていただきたいもの。
流通目的で作るとどうしても殺菌処理などで味が変わってしまいますが、店内で味わってもらう甘酒は作りたてをそのまま味わっていただけます。
あらゆる方法で、玉乃光の酒粕を楽しんでいただけると嬉しいです。
世界初の試みで、酒粕の可能性を広げていきたい
酒粕のブランド化は、世界初の試みです。
美容効果や健康効果も期待されている酒粕は、正しく世の中へ広めていくことで文化になり得るものだと思います。
今は、細かい分類がない酒粕ですが、日本酒のように純米大吟醸や、純米吟醸といった製法の違いや、雄町、山田錦といった原料米の違いと、たくさんの種類があってもいいはず。
そんなお米の違いや、作り方の違いを楽しめるようになれば、もっと酒粕を楽しめる可能性は広がっていくと思います。
われわれにとっても、大きな挑戦。
その分、こだわりと想いをもって、酒粕を世の中に広めるために、世界初の酒粕ブランドとして頑張っていきますので、是非一度味わいにきてください!
(↓酒粕への想いはこちらの記事でも書いておりますので、ご興味あれば是非↓)
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