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【京伝びとストーリーvol.14】日本酒の声を伝えたい。

明日は統一地方選の投票日

私は兵庫県の西宮市に住んでいます。明日は市議会選の投票日。西宮市の立候補者は66名。定数は41名。すごい数ですよね。なぜこんなにたくさんいるんだ。。。
私の場合、友達が立候補しているので、投票する人決まってるんですが、決まっていない人はどうやって決めるんだろう。
選挙ポスターを眺めて決めるのも難しいし、候補者を比較しようにも情報が多すぎて全部比較するのは大変。よっぽど市政に関心がある人じゃない限り、そんなに時間は使えない。

友達の候補者は、「子供たちの笑顔に出会える街に」というスローガンなのですが、実際、長い間保育園を運営されています。私は3児の父親なので、子供の未来に対して何かできないかといつも思っています。だから、すごく応援したいんですよね。私もその保育園の監事を務めさせてもらっています。

どの候補者もみなさんきっとしっかりと自分の考えがあって、個性がある。でもそれを有権者に伝えるのって大変。ポスターに書いても、演説しても、ほとんど伝わらない。その想いとは裏腹に、伝わるのは人柄くらい。

日本酒はどうしても埋もれてしまう。

この掲示板を見ながら、あー日本酒も同じように見えてるんだろうなーって思いました。
日本全国にある酒蔵は1,300ほど。どの酒蔵もそれぞれの考え方で、飲む人に少しでも喜んでもらいたくて、一生懸命酒造りしてる。

でも伝わらない。どれもおんなじに見える。
どうやって読んだらいいか分からない漢字ばかり。
同じような瓶に入って、同じような味。

もちろん酒蔵側からすると差別化図ろうと必死なんですよ。味に個性を出して、ラベルデザイン必死に考えて。一生懸命PRして。

でも、きっとほとんど伝わってないんですよね。

それなら、せめて人柄くらいは伝えたいな。酒を造っている人、そして蔵から感じられるものがあったらいいな。何となくでいいから、何かを感じてもらいたい。

人柄を伝えるためには、やっぱりスペックじゃないですよね。どんな味がするかでもないし、値段がいくらかでもない。

デザインは人柄を表すひとつですね。デザインは第一印象だから大切。デザインで興味を持ってもらって、その後にどうやって人柄を伝えるかと言うと、次は声。

初めて会った人の印象って見た目と声ですよね。話をする際に相手に伝わる情報は、話の内容が7%、声に関するものが38%、そして見た目が55%を占めるらしいです。

日本酒もきっと同じですよね。味と値段ばかり考えているとどうしても埋もれる。

日本酒の声を伝えたい。

日本酒を通じて伝えるべきことは、まず人柄だと思うんです。だから日本酒も見た目と声にこだわらないといけない。

日本酒の見た目とはデザインのことですよね。瓶、ラベル、箱のパッケージデザイン。そして、ホームページやSNSのデザイン。これらの見た目は最低限こだわらないといけないですよね。それはみんなやってます。

さて、問題は声。日本酒の声ってなんだ?

日本酒の声。なんか良くないですか?聞いてみたくないですか?

どうやったら表現できるのだろう。

蔵人の声、酒造りの音。そして、酒造りに込めた想い。熱量ですよね。

酒造りを通して何を伝えたいのか。飲む人にどういう気持ちになって欲しいのか。どんな社会になって欲しいのか。

ちょっと仰々しく聞こえますが、私は日本酒には、それだけの力があると本気で信じています。

だから、京伝びとは日本酒の声を届けたい。京伝びとのミッションは

「あなたの人生に情熱と強い絆を」

古の時代から京都で継続してきた酒造りを通して、私たち “京伝びと” は 本気で愚直に、熱く生きている人たちを応援します。

そして、その生き様に寄り添い、本質を分かち合う時間を大切にします。 世界中に伝統の酒造りから刺激を受ける “京伝びと” を増やし 未来の希望を語り合える社会を築いていきます。

そんな声が聞こえる日本酒を造りたい。

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