【京伝びとストーリーvol.19】「禅」は世界に届く言葉なんだと実感しました
海外のVIPパーティに禅利を提供
京都の妙心寺退蔵院で開かれた海外VIPのパーティに禅利をご提供する機会をいただきました。京都で開催されたカンファレンスの後に、日本の文化を体験するというプログラムの一環で、禅をテーマに行われたそうです。
そんな中、私たちの日本酒「禅利」がまさにコンセプトが一致するということでご紹介させていただきました。日本の精神文化である禅は奥深く、とても一言で言い合わされるものではないけれども、なぜか世界中の人々の心を惹きつける魅力があります。それは海外VIPの方々でも例外ではないようです。
さすがVIPパーティということで、精進料理がテーマになっていました。通常の和食はもう食べ飽きているのか、私たちから見てもあまり食べることのないような料理の数々でした。
お酒を飲まれない方々もいらっしゃったのですが、お召しになる方は何度も禅利をお代わりしていただいて、お褒めの言葉をいただくことができました。
禅利の海外展開
外国の方々に禅のことを聴くと、何かよく分からないが人間を超越したものというイメージを持っている人もいるそうで、「禅」=「神」のように捉えている人もいるみたいです。「禅」を日本の精神文化を形作った「神」と捉えることで、日本人が崇拝・尊重するものとなっているのかもしれません。
「禅」はもっと人間的なもので、自分の中にあるものなので、本来の「禅」とは全く違う認識ではあるものの、心を惹きつけているのは確か。面白いなと思います。
京都から世界へ発信しているサービスや商品はたくさんありますが、禅利も日本の精神文化を発信していく一助となればいいなと思っています。
現在、海外に展開していく上で、香港、シンガポール、中国、アメリカなど現地の飲食店や販売代理店と交渉を始めていますが、コンセプトはすごく伝わりやすいなと感じています。やはり「禅」という言葉は日本人が思っている以上に世界の標準語になっていると感じます。
日本の誇りを取り戻したい
「禅」という言葉は世界に拡がっているとしても、その中身については間違って拡がっていることもあります。私も禅を語ることなんてできないので、これからの人生の中で学び続けていきます。
そんな私でも、これからの世界において禅という精神性が人が生きていく上ですごく大切な考え方になると思っています。
今年に入ってからのAIの技術の進化は著しいものがあります。もう数年もすればAIがない生活なんて想像できないようになるでしょう。人間の能力が必要となくなっていく。そして、WEB3、メタバースが進みどんどんリアルの世界の個性が失われていく。
そんな時代が到来したとしても、リアルな生活というものはあるんです。AIがすべてやってくれて、WEBの中がメインの生活になるとしても、リアルな人間として生きていかないといけない。
そうなったとき、禅はリアルな自分を維持するための大切な精神文化になると思います。こんな時代だからこそ求められる日本の精神文化。それを大切に守り続け、世界に発信することで、日本の誇りを取り戻す。そんな想いで禅利を世界に届けていきます。
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