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いつか死ぬと思って生きる

親族のお通夜・告別式に参列しました

玉乃光ではないのですが、親族のお通夜に参列しました。この写真は故人が使われていた茶椀です。享年96歳。すごいですよね。久しぶりに火葬されて少しの骨だけになってしまう瞬間を目の当たりにしました。

今回のテーマは、「いつか死ぬと思って生きる」です。こんな話ができるのも、こういう機会がないとなかなかできないので、迷ったんですが、あえて残しておきたいと思います。

たった数十年で時代はがらりと変わる

その故人なんですが、ちょうど第二次世界大戦が終わったころに大学に入学しました。いったいどんな学生生活だったんでしょう?ちょっと想像がつかないですね。。。お話聞いてみたかったです。

時代は変わっていきます。いい時もあれば、悪い時もある。我々もコロナという未曽有の危機がありました。戦後の日本とどっちが大変でしょうね。日本酒市場も年々縮小していっています。50年間で4分の1まで縮小しました。

たった数十年でがらっと世界は変わります。これからはこの変化はもっと早くなっていくのでしょう。私の祖父母の時代は戦争、私の父母の時代は高度成長、私の時代はバブル崩壊と失われた40年。

日本の未来はどうなるのか

日本は暗いニュースが多いですが、正直、どうなるかなんてわかりません。もしかしたら第三次世界大戦があるかもしれないし、別の疫病が流行るかもしれない。AI革命で世界は変わりそうだし、何か新たな産業が日本から生まれるかもしれない。

ちなみに明るいお話もあるんですよ。日本は40周年周期で時代が変化していると言われています。

・1860年~ ⤴ 明治維新による近代化
・1900年~ ⤵ 戦争へ突入
・1940年~ ⤴ 戦後の経済成長
・1980年~ ⤵ 失われた40年
・2020年~ ⤴ ここから上がっていくはず

人の力なんてちっぽけなもので、ほとんどは時代の大きな流れの中で生きていくことになります。戦争が始まったら個人の力で止めることなんてできないし、疫病を個人の力で治すこともできません。

人はいつか死ぬということを意識する

だから、その時代の流れに文句言ってもはじまらない。そこは、真正面からしっかりと向き合わないといけない。そんな中でも、一つだけ確実に決まっていることがあります。それは、人はいつか死ぬということです。時代の流れは変えられない。でも私たちはこの時代に生まれて、死ぬんです。

大きな時代の流れと、自分はいつか死ぬんだということを強く意識すれば、そこから何かが生まれてくる気がしませんか?

日常生活の喜怒哀楽に囚われてしまいがちですが、我々には時間があるようでほとんどない。自分の人生を後悔しないために、人はいつか死ぬと思って、今を生きましょう。私も久しぶりに人の死に立ち会って、改めて今の自分に向き合いたいと思いました。

玉乃光を次の400年に届けたい

あらためて、玉乃光の創業350年の凄みを感じます。この中でどれだけの時代の変化があって、どれだけの人たちがその中で生きてきたのか。想像することさえできません。

たくさんの人たちの手で繋がれてきた350年のバトン。私たちの時代は必ずしも順風満帆ではありませんが、自分たちの手で次の400年に必ず届けると改めて誓います。



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