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挑戦をやめないということ

シャンパーニュに研修に行って来ました

AWA酒協会の研修で、今フランスに来ています。
AWA酒協会というのはスパークリング日本酒の協会で、スパーリング日本酒を世界の乾杯酒にしよう!という理念を掲げ、活動しています。シャンパン同様、厳しい品質基準をもってブランド化を進めています。
玉乃光もそのメンバーに入っています。

今回、シャンパーニュ委員会を訪問し、シャンパンのメゾン(酒蔵)を回って、レストランで毎食シャンパンとAWA酒をペアリングして、製法、歴史、特徴などを教えてもらっています。

研修を通じて、委員会も、メゾンも、世界観をファンに理解してもらうための演出を考え抜いていて、みんなで同じストーリーを語っていることが印象的でした。世界観の表現がすごい。

ワインセラー。地下に250kmもあるそう。

失敗が足りない

今回AWA酒協会のメンバーとお話する中で、気づいたことがあります。それは、私は圧倒的に失敗の回数が少ないということ。みんな冗談交じりで話してますが、本当に色々とやってるなーという印象を受けました。

色んなことをやってみて、今この形にたどり着いたんです。というお話をたくさん聞きました。マグナムビンでやってみたら、大爆発したとか、樽に入れてみたら転がって大破したとか、90日発酵させたら飲めたもんじゃなかったとか。

少し前に、日本のロケットの発射が中止になったときにニュースになりましたよね。マスコミからロケット発射失敗の責任をどう取るのか?という質問に対して、JAXAは、警告装置が作動して、緊急停止できたので失敗ではありませんという回答。

それに対して、マスコミはそれを失敗というんです。と、JAXAは失敗ではなく、一つのケーススタディでしかないと。この話は大炎上しました。みなさんはどう思いますか?

成功か失敗かじゃないよね

挑戦し続けている人にとっての結果はこの二つ。
「思い通り」or「思い通りじゃない」
そして、思い通りじゃない場合はそれを分析して、思い通りに行く方法を考える。

挑戦しない人にとっての結果はこの二つ。
「成功」or「失敗」
そして、失敗したくないから、挑戦もしない。

挑戦してみた結果のほとんどの場合は、「思い通りじゃない」んです。それを失敗と呼ぶのは簡単だけど、未来がないですよね。
それでもやり続けられるかどうかが、我々に今試されていること。

シャンパーニュはもともと地理的に有利なわけではなかったそうです。それでも活路を見出すために挑戦を続けた結果、今がある。

シャンパーニュを飲まない人でさえ、シャンパーニュはめでたいものという認知がある。そこまで世界観を浸透させるためには、とんでもない地道な挑戦があったのだと思う。シャンパーニュの世界観を通じて、途方もない時間やり続けている挑戦の連続を感じました。

ブドウ畑

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■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
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