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タイの居酒屋は日本よりも居酒屋っぽい。

先週はタイに行ってました。

タイではまだ日本酒があまり飲まれてないんですよ。基本的には日本食レストランでしか日本酒は飲まれません。これを少しずつファインダイニングで日本食以外の料理と一緒に楽しんでもらったり、BARで飲んでもらえたら嬉しいなーと思い、代理店に会いに行ってきました。

写真はタイのある日本食レストランなんですが、料理は一品1,000円~3,000円くらいしますので、まぁまぁ高級店なんですが、タイのビジネスマンが使ってるって感じですね。その時居合わせたお客さんは誰も日本酒飲んでなかったです。。。

というわけで自分で頼むんですが、なんと一升瓶売りしかしてないんですよ!その時、タイの代理店の方と3人で行ってたんですが、3人で一升はきつい笑。

タイの居酒屋の様子

それぞれの国の酒文化を理解することが大切

タイの人たちはお酒が大好きなんですが、みんなで楽しく飲むのが好きなので、大きなボトルで派手に飲むのがいいらしいです。なので、お店に4合瓶はありません。ちなみに一升瓶一本で10,000円です。その国々でお酒文化というものは違うのでその国に合わせた形が大切なんだと改めて思いました。

タイの居酒屋って日本人が思う居酒屋の150%くらい居酒屋なんです。写真ではちょっと見にくいけど、店内には桜の木の飾りがしてあって、天井は提灯、壁はお札と酒瓶で埋め尽くされています。机やいすもなんか日本の古い材木で作られてます。それくらいやんないと、タイ人に日本の居酒屋のコンセプトなんて伝わらない。

変な日本文化が海外にある理由

海外で見る日本のもの、例えば、お寿司とか芸者とかサムライとか富士山とかを見たときに日本の本物と全然違う!っていう話がありますよね?

当たり前ですよ。分かっててやってるんです。本物を誇張して、もっと特徴を尖らさないと伝わらないからです。表現している人は本物を知ってるので、何が正解か分かっていますが、初めて見る人は何が正解かは分からない。だから特徴をもっと前面に打ち出さないと伝わらないんです。だから誇張した日本文化が海外にはたくさんあるんですよ。

もっと言うと、そもそも異質なものなんで、誰も興味さえないんですよ。別に知りたいわけでもない。スタートはそこからです。だから、色使いが派手だったり、音が大きかったりして、興味を引いて、その上で、誇張した特徴を伝えるんです。それくらいでちょうどいい。

日本酒の良さを伝えるということにもっと向き合う

我々は、日本酒のすばらしさをお客さんに伝えることができていないんだと思います。きっとそれができていないから日本酒を飲む人がどんどん少なくなっているんだと思うんです。

簡単にはお客さんには伝わらないということは知っておかないといけない。きちんと説明しないと分からないし、何度も言わないと忘れちゃいます。そもそもお客さんは日本酒に興味があるわけじゃないし、知りたいと思っている訳でもない。

せっかく一生懸命美味しいお酒を造って、瓶詰めして、素敵な商品を作ってるんだから、お客さんに、想いをきちんと届けたい。

イベントに出たり、お店で説明したり、HPやSNSで発信したり、一緒に発信してくれる仲間を集めたり、他業種とコラボしたりして、一人でも多くの人に日本酒のすばらしさと、我々の想いを届けていきます。


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