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香港で感じたこと

先週は香港に出張に行ってきました。

玉乃光の香港の販売代理店との打ち合わせのためです。なんと40年もお付き合いさせてもらっています。実は、玉乃光は香港への輸出はかなり初期に開始してるんですよ。

日本酒の輸出が多い国は、中国、アメリカ、香港がトップ3。この3か国で全体の3分の2を占めます。これらについで、シンガポールや、台湾や、韓国が大きいです。ここまでで全体の85%。香港は重要な輸出先です。

香港は日本酒の文化が定着しています。だって、たった750万しか人口がいない国で、3.4億人いるアメリカと匹敵する輸出額があるんですから。すごいことです。

香港人にとって日本はものすごく近い国なんです。ただその分日本の情報は筒抜けな訳です。日本で売ってる値段よりあまり高くもできないし、どんな日本酒が人気なのかもよく知ってる。

だからこそ、香港で日本酒を売るためには、地に足をつけて丁寧にやらないといけないなと思いました。

最近の香港事情

しかし、香港も景気が悪く、高い酒は全然売れなくなってきたと。日本食レストランも高いので、お客さんが、減ってると。三千円くらいまでの日本酒が売れ筋とのことです。

香港人は日本のものを香港で高く買うくらいなら、その分旅費を払って、日本に行って買えばいいという感覚とのこと。すごいですよね。

実際、香港人はコロナ前は香港から230万の人が日本に旅行に来ていたということなので、1年のうちに全香港人の3分の1が日本にやってきたという計算です。代理店の人に聞いてみると、知人の8割はコロナ後に日本に行っているとのことでした。

香港の夜景

香港ってすごく日本と似ている

ある意味香港は日本市場の一部のように捉えたほうがいいかもしれません。日本人のように情に厚く、家族を重んじる文化があります。結構私は好きな国です。

香港も日本と同様に地に足をつけて、きちんとお酒を届けたいと改めて思いました。販売代理店ときちんと話をして、商品戦略を立てていきたい。

香港って、中国に返還されてからいろんなカントリーリスクが叫ばれていますが、ほんとに素敵な国だと思うんですよね。

そんな国で、お酒を飲んでもらいたい。
それが素直な気持ちです。

香港のこの景色が、好き。



【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/

【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
■叶芽 https://kaname.salon/

【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
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