小説のタネ LINE

今朝見た夢の話です
寝起きで、しかもスマホで打っているので推敲も足りませんが早く打たないと忘れちゃうので許してください


結婚できたらいいなー、となんとなく思っている女性からLINEが6時間ほど前に届いていた。気づいたのは今。
彼女はTwitterに、人形にしか思えない金髪の少女が本を読んだり、ただ部屋で佇んでいたりしている画像を載せていて、「これは絵を載せているのかな?」「そもそもこれはどこ?」なんて思いつつもあまり気にせずに心に留めることもなかった。
彼女は小学校の図書館司書として臨時採用されていて(契約?)、LINEもそれに関することだった。

以下、LINE全文

◯◯さんは同棲したことありますか?
以前、結婚のお誘いをお断りしたのには理由があります。

一年ほど前、不登校の子が私のうちに転がり込んできてきました。
この世に彼女の居場所はありませんでした。
彼女と同居生活を送ることにしました。
だからあの時のプロポーズには「時期尚早ですね」とお答えしたのです。

私はこの学校でいつまでも働けると思っていました。
生徒や先生方からの評判もよく、お褒めの言葉をいただくたびに、いつまでもこの学校で働き続けたいという思いが強くなっていきました。
ですが私は目をそらしていたのかもしれません。
先日、学校から今年いっぱいでの契約満了を告げられました。
契約が終われば、別の学校の図書室の仕事を探すことになります。
今の学校の不登校の子を家に置きながら、別の学校で働く、というのはなんだか違うと思っていました。
そんなことを思いながらうちに帰ると、冷たくなった彼女がいました。

死にかたが穢かったようで、彼女は天国には行けませんでした。

今日、学校から「新しい人のアテがなくなってしまったのでもうしばらくうちの学校で働いていてほしい」という打診がありました。
私はそれが嬉しくて、いつまでもこの学校で働き続けられるような錯覚を覚えました。
でも、その喜びすら本心だったのかわかりません。

文末に、金髪の少女と彼女のツーショット写真がいくつも送られてきていた。
少女は実在していたんだ、しかも同居していたんだ、と思いつつも、僕はなんと返事を返せばいいのかわからなかった。
むしろこの六時間の間にTwitterで変なことを呟いていないかを真っ先に心配するようなクズ野郎だった。

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