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メルマガよりー旅における次善の策

列車に限らずバスや飛行機でも、予定通りの時刻に目的地へ向かうことができない局面は結構存在します。そしてその大半は当事者(旅行者)と関係のないことが原因で起こり、哀しいかなそのきっかけに関わる人物や物体は何ら責任をとらない(とれない、もしくはとる気がない・悪気すらない)ことがほとんどです。そしてさらに哀しいかな、それを完全に回避する方法は現代社会において皆無です。

ではどうするか。

旅程が大きくなればなるほど、その余波も大きくなることを踏まえて、次善の策を打っておけるように準備をすることです。そのポイントは3つ。

1つは本当にその移動パターンしかないのか?を吟味すること。所要時間と費用はだいだい相反しますが、そこに物理的要因(時間…到着時刻の限界、費用…使える費用の限界)をはめることでその旅程のゆとりが決まります。余裕があるのであればベストパターンが本来の旅程で、ベターとなるのが次善の策となります。主宰はベター案を所定として、ベスト案を次善にすることも多いようです。

2つは目的地とそこに至るまでの旅程をできる限り熟知しておくこと。どの交通モードを用いることができるか、選択肢が複数あるのであれば、それを利用することになった場合にどのような変化やリスクがあるかを知っておくことで、「使える選択肢」なのか「『状況によって』使える選択肢」なのかの判断が的確にできるようになります。特に移動が夜間に及ぶ(地方によっては16時以降が鍵)場合、前述の状況が大きく変わるところが多いです。

3つは目的地の対応範囲を確認しておくこと。人と会う場合は先方の時間的余裕や精神的余裕、現場対応の可能性をはかっておくことで、心の準備に差が生まれます。「こういうことがありえる」ことを先方とどこまで共有できるか、そして「あり得てしまった」場合にどこまで対応できるかが双方の信頼感の高まりや長い付き合いにつながると思います。そして利用施設(とりわけ宿泊施設)の受け入れ範囲の確認。チェックインの時刻に遅れる場合は何時までであれば遅延連絡を受け付けてもらえるか。門限の延長はあるのか。最近はweb予約ができるところも増えてきていますが、申し込み時点のページだけでは判断しかねるところも多いです。タイトな旅程になる場合は、申し込み前に確認しておくことで、門前払いやキャンセルが生じてしまった場合の対応に差が出てきます。

長くなりましたが、強風や大雪で遅延が出やすいこの時期だからこそ、準備は入念にしておきたいところですね。帰省であれ観光であれ、よい旅行にするためにはできる限りの準備をして臨みたいところです。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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