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多様化の時代に何だかなあ

子どもがいろいろな職業を疑似体験できるテーマパークがあるのならば、大人が子どもの頃に流行った遊びや文化を疑似体験できるようなところがあればいいのに、という話題があるそうな。

自分はすぐ感じたんです。

流行らんやろうなあ、と。

だって、この多様化の時代じゃないですか。「こんなのじゃなかった」「これは自分の知っているのと違う」「これよりもあれのほうがもっと楽しめるのに」とか言いたい放題かまされて、長続きしないと思うのです。

ある有名なキャッチで「そうだ、京都行こう」というのがありますが、あれにしても「どの(いつの)京都やねん」がずっと引っかかっているのも、それ。

金閣や銀閣、ローソク塔や抹茶なんとか・金箔なんとかを網羅したら京都体験成立?という、一部業界&スポンサーによるモデルケースが膾炙しすぎていて、むしろ「それしかないやん」的な誤謬すら広めてしまっているのでは?と思うほど、いろいろな見方や立ち位置がある現代なのです。

なので、シロート感覚の手作りの企画やシカケでも、わかる仲間でそこそこ楽しめる範囲がちょうどいい。変にビジネスモデルへ立て替えられても、企画した人や組織だけ盛り上がる程度の一面的なプロジェクトでは、想定しているターゲットすら納得させられない不発花火で終わってしまいます。飛ばないかんしゃく玉に投資するくらいなら、もう少しダイレクトに楽しめるコンテンツにお金を使いたくなる。今はそういう社会だと思うのです。

ないものはねだるばかりじゃない。ひねり出すなり、作り出してみればいいのでは。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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