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スクリーン

スクリーンという語句を目にすると、何を想像するかは人によると思います。
映画や映写機の映像を映す銀幕。
衝立や仕切りのための布、幕。
バスケットボールの試合の時に攻撃選手を回避させるために防禦側の選手が壁をつくること。
酢の洗浄(たぶんこれは違う)。

ただ、この名詞が実は固有名詞だったらどうなるかというと、その答えが滋賀県にございました。

会社名と、その敷地内にある駅の名前。
しかも、スクリーンであって、スクリーン“前”ではないという。

文字通り、スクリーンという名の会社の建物のそばに、その「スクリーン駅」はございます。

赤のマーカーの位置が「スクリーン」駅

JR琵琶湖線(東海道本線)彦根駅から近江鉄道に乗り換えて、高宮駅から分岐する多賀大社線に入って1駅のところにあります。もう1駅進むと終点の多賀大社前駅があるのですが、こちらは駅名にある多賀大社までそれなりの距離があります。
それを思うと、スクリーン駅の名称に「前」がないのは、もしかしたら「『前』と言うまでもなく、そこにありますがな」という啓示なのかもしれませんね。

近江鉄道は近江八幡や貴生川からも八日市やこのスクリーン、多賀大社へ向かうことができます。朝夕はもとより、日中も1時間に1本以上の列車が地域の足としてガタコンガタコンと走っています。
近日となる10/14(日)には近江鉄道にぎわいづくりDAYガチャフェスという、なんともワクワクするイベントも開催されます。

新幹線で東京から米原まで2時間ちょっと、大阪から新快速で近江八幡まで1時間ちょっと。滋賀県東部の沿線巡りに足を運んで見てはいかがでしょう?
スクリーン駅のほかにも、趣のある駅や興味深い駅名を誇る駅もあるかもしれませんぜ。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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