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わがまちご当地入場券回顧録-7

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北の果てから一気に太平洋岸、噴火湾をなぞるように道南を進みます。
車窓一面に広がる太平洋や遠くにそびえる羊蹄山や樽前山が印象的ですが、
沿岸にあるまちは漁業のみならず工業や畜産がさかんなところも。
それでは各駅の概要をまとめておきます。

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【小幌駅】<H45>
虻田郡豊浦町(人口約4,200人)の駅。1928年開業。室蘭本線の駅。
町名の由来は「ベンベ」、
小さい川が集まったところという意味を持つアイヌ語から来ていたが、
語呂の悪さから現地名に替えられたという。
駅名の由来も不吉な語句から来ているものといわれている。

豊浦町から胆振エリアに入る。
太平洋岸で隣接する日高エリアと共同で
いくつかのプロジェクトを立ち上げており、
ご当地入場券も裏面のデザインコンセプトを合わせている。
農業・水産業ともに盛んな町で、いちごと豚肉の生産量は道内一を誇る。
また小幌駅はトンネルに挟まれた位置に立地する駅で、
駅と集落を繋ぐ道がないことから、いわゆる秘境駅の代表例として
有名となった。所在地の礼文華はホタテ養殖の発祥地でもある。

小幌駅は豊浦<H42>からも長万部<H47>からも普通列車で約20分。
取扱場所の豊浦<H42>は洞爺<H41>から1駅6分の距離。
写真は取扱場所である豊浦駅のもの。

★ご当地入場券の発売場所……豊浦駅<H42>のきっぷうりばで取扱。
 上記以外に天然豊浦温泉「しおさい」でも取扱がある。
 豊浦駅から海浜公園へ向かう。徒歩15~20分ほど。
☆購入日、交通手段……7/23。北海道&東日本パス利用。

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【洞爺駅】<H41>
虻田郡洞爺湖町(人口約9,200人)の駅。1928年開業。室蘭本線の駅。
町名の由来は「トヤ」、湖水の陸岸という意味を持つアイヌ語から。
虻田町と洞爺村が2006年に合併してできた町。
18世紀には和人の出入りが記録されており、
1917年には温泉が発見されている。
洞爺湖をはじめとして風光明媚な地形が
観光の町としてのイメージを形成しているが、
有珠山や昭和新山のように火山活動が活発な地域でもあり、
自然の活力を身近に感じることができるところでもある。
2008年には主要国首脳会議(サミット)の会場として選ばれ、
洞爺駅前には参加国の国旗が飾られている。
農業は野菜やいも類が主流。ホタテの養殖なども行われている。

長万部<H47>からは特急列車で約25分、普通列車で40分ちょっと。
ただし普通列車の本数は多くない。

★ご当地入場券の発売場所……みどりの窓口で取扱。
☆購入日、交通手段……7/23。北海道&東日本パス+オプション券利用。

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【伊達紋別駅】<H38>
伊達市(人口約3.4万人)の駅。1928年開業。室蘭本線の駅。
1985年までは胆振線が倶知安まで通じていた。
市名は当地を任地として訪れた伊達邦成(仙台藩)の人名が由来となる。
市域が噴火湾沿岸(旧伊達市)と内陸(旧大滝村)に分かれる飛び地の市だが、
市町村合併の協議会を間に挟まる壮瞥町と3市町村で進めていたものの、
実現しなかったことが背景にある。
農業が占める割合が多めだが、加工業をはじめとする工業も発達している。

洞爺<H41>から特急列車で約10分、普通列車で15分ちょっと。
東室蘭<H32>からは特急列車で約15分、普通列車で30分弱。

★ご当地入場券の発売場所……みどりの窓口で取扱。
☆購入日、交通手段……7/23。北海道&東日本パス+オプション券利用。

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【室蘭駅】<M36>
室蘭市(人口約8.8万人)の駅。1892年開業。室蘭本線の駅。
市名の由来は「モ・ルエラニ」、小さな下り路の意味を持つアイヌ語から。
明治期からの石炭の運び出し、製鉄業の発達による「鉄のまち」として
発展し、北海道工業地域の一端を担う。
現在のメインルートとなっている長万部方面への線路は
昭和になってから(1928年)の開通であった。
東室蘭<H32>から普通列車で約13分。概ね1時間に1本の設定がある。

★ご当地入場券の発売場所……みどりの窓口で取扱。
☆購入日、交通手段……7/22。北海道&東日本パス+オプション券利用。

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【登別駅】<H28>
登別市(人口約4.9万人)の駅。1892年開業。室蘭本線の駅。
市名の由来は「ヌプㇽ・ペッ」、色の濃い川の意味を持つアイヌ語から。
江戸時代から湯治場として知られており、
ヒット曲「いい湯だな」の歌詞にも出てくる。
室蘭市と隣接していることもあり、工業都市としての一面も持つ。
東室蘭<H32>から特急列車で12~15分。普通列車で約20分。

★ご当地入場券の発売場所……みどりの窓口で取扱。
☆購入日、交通手段……7/22。北海道&東日本パス+オプション券利用。

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【白老駅】<H23>
白老郡白老町(人口約1.7万人)の駅。1892年開業。室蘭本線の駅。
町名の由来は「シラウオイ」、
アブの多い所という意味を持つアイヌ語からといわれるが、諸説ある。
アイヌの活動による集落形成が土台となっていることもあって、
アイヌ文化の振興に力を入れている。
ポロト湖畔に国立アイヌ民族博物館などの開設が進められ、
2020年7月から完全予約制により見学できるようになった。
畜産が中心の町で、日高エリアとならんで競走馬の産出・育成がさかん。
苫小牧市と隣接していることもあり、
製糸業をはじめとした工業も発達している。

登別<H28>から特急「すずらん」で約12分。普通列車だと20分ほどだが、
列車によっては30ほどかかるものも。
苫小牧<H18>からは特急「すずらん」で約13分。普通列車だと25~30分。

★ご当地入場券の発売場所……みどりの窓口で取扱。
☆購入日、交通手段……7/24。北海道&東日本パス利用。

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