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3線と2線

国内に数区間存在する、3本のレールが敷かれている区間。新幹線が絡むところだと青函トンネルが長くて有名だと思いますが、秋田新幹線(奥羽本線)にも大曲ー秋田間に存在しています。正確には奥羽本線の神宮寺駅と峰吉川駅の約12.4kmがその区間で、この前後は在来線規格の1067mmの軌道と新幹線規格の1435mmの軌道が1線ずつ並列で構成されています。

この10kmちょっとの区間を利用して、秋田新幹線は停車することなく上下列車がすれ違うことができるようになっています。在来線の列車はこの区間でも1線しかないため、神宮寺駅や中間の刈和野駅で停車中にすれ違ったり、秋田新幹線を先行させたりしています。

過去には山形新幹線の一部区間にもありましたが、現在はそこを走行していた貨物列車が廃止となったため、3線区間でなくなりました。

私鉄にもいくつかの区間があります。実際に線路を見ていると分岐のところや線路が交差しているところなど、なかなか複雑な構造になっていることに気づきます。新幹線だとさすがに前方の様子を見るのは難しいですが、通勤電車だと日中であれば運転室越しに眺めることもできそうです。

下調べしておいて、観察してみるのもなかなか興味深いです。
よろしければ旅の小ネタにでも、ぜひ。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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