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旅の伴にした本(1)ー北海道がらみの本2冊

年の瀬も押し迫ってきたことだし、ということで。
今年2020年はいろいろあった中で遠出をする機会がかなり減り、しかも財政事情もキビシイというところから、自ずと弾丸旅よりも時間をかけた移動が是となる旅が多かったように思います(当社比)。

別の連載のとおり、今年のメイン旅は「北の大地の入場券を求めて」の渡道となることは相違ないと思いますが、その4度目の旅程上で読んでいた本がお題の2冊となります。
(参考)2020-11-29/北の大地の入場券86駅全部行ってみたー全旅程公開

1つは札幌学院大学の公開講座の内容をまとめたもので、「北海道の農業と農民」。
もう1つはムック本的なもので「時刻表研究」。
どちらも出版時期はかなり前、すなわちステイホーム期間にドバッと買い求めた古本のうち、旅の途上で読むことを前提にとっておいたものでした。

どちらも読み応えがありましたが、前者は開拓初期の状況から始まって、戦後の農業政策が北海道にどのような影響を与えたかなど、かなり深い考察と資料が入ったもので、とりわけ考えさせられる内容でした。
後者は概ね既知の内容だったものの、それでも国鉄からJRに変わり、青函トンネルと瀬戸大橋の開業に沸く鉄道界の前途を、あえて憂えている内容であることが、まさに昨今の現状を予見している……もとい、推して知るべしと言わんばかりと訴えかけられているように感じたものでした。

2冊の読了には7時間ほどかけたと思います。
稚内へ向かう鈍行列車の中と、豊富から名寄で乗り継いで旭川の手前あたりまででほぼ読み終えていたので、ちょうどそれぐらいの時間かと。

他にも折を見て、時々投稿することにします。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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