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1977年8月の新大阪駅(在来線)

今回は1977年8月の新大阪駅のうち、在来線のものをとりあげてみます。
1974年8月のものと比べてみると、新幹線の博多開業によって優等列車のラインナップが大きく変わっていることがわかります。

1977年8月の新大阪駅(在来線下り)
1977年8月の新大阪駅(在来線上り)

北陸方面の優等列車のほとんどが新大阪駅に停車するようになったのが目立つ変化ですが、九州方面の寝台特急に目を向けると、「あかつき」が大きく本数を減らしたのに対して「明星」の躍進に気づきます。これは列車名の見直しが行われたことが関係しており、博多開業前は「あかつき」が客車特急、「明星」が電車特急という位置づけであったものが、「あかつき」は長崎本線方面、「明星」は鹿児島本線方面と行先方面別に再編されたことによるものです。
あとは食堂車の営業がなくなっていることも注目ですが、電車寝台の編成には食堂車が連結されたままで運用されていました。これは、昼行特急として運用されるときは食堂車を必要とするものが多くあったこと、長編成を組む特急列車で欠かせない電源を搭載した車両が食堂車であったことも関係しているといいます。

快速電車は1972年時点・1974年時点と比較しても、やはり大きな変化は見受けられません。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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