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同じやるなら楽しまなきゃソンソン(作り手編)

先週、学年末考査の答案返却を済ませてあとは成績確定のみ。今年もまあ問題作成において楽しませていただきました。

当該学年の最後の考査になるだろうと思う場合(すなわち持ち上がりはないと考えられる場合)、作問の際に解答欄の設定にいろいろシカケをかますのが自分のちょっとしたトレンドになっておりまして。
※内容によってはフツーに作ることもある

例えば数年前には、解答欄の一部にこのような並びを設定しました。

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気にならない人は別にそれでいいのですが、解答を記入しているうちに「あれ?」と思う向きもやはりいるらしく、この試験の解答用紙を提出したメンバーの数人は大問4のほうで「もしかして……まさかねえ」と思いながら解いていたようです。

この手の問題を作るときの課題は、記号の種類を多めに設定する必要があること。つまり、ダミーの解答をそれだけ作らないといけないというところがカギなのですが、そこも含めてこちらは楽しんでいます。だって、そのダミーをベタベタ過ぎるエラー解答に設定すれば問題を易しくできるし、とことん迷わせようとするダミーを入れこんだものも作れる。その点は上記のようなシカケをするかどうかは関係ないです。
なお、参考までに今までに作問した中で最も毒性が強かった問題は日本史の人物名を答えさせる問題で、解答20個に語群30個の設定。そしてその語群は全員藤原姓の人物であったというもの。探すのも大変だろうから、30名の人物は五十音順に並べておいた(でないと自分も答えを作るのが大変だから)。

今年はもう少し捻りを加えたので、はっきり気づいた生徒はあまりいなかったらしい。こちらは採点するのは楽でしたけど、気づいたところでどうってことはないので、それもそれでよしというところですね。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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