じゆうりつはいく 0216/06/22

くちなし香る雨の墓場だった

香りばかりで百合が見えない

雨が包んだ老犬だった

白衣で焼き鳥焼いてくれた

端の座席に座って耐える

苔の臭いの荒れ庭だった

常に早起き臆病でいて

屋根が薄くて雨を感じる

透明な傘だし雨がよく見える

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