じゆうりつはいく 20160507あたりの

昼が長くて逃げようがない

祝日の膿んだ日差しにあぶられてゆく

いぬも寝ていて動くものがない

日没を知らせる曲が追い詰めていった

老犬見つけて駆け寄ってくれる

節くれたうつくしい手で裏切っていった

怒ったふりだけうまくなってた

謝らせたい綺麗な顔だ

尻だけ若い愛人だった

全部払って何ほどでもない

助け来ぬまま泣き止んでいた

煙草はさんでゆっくり話す

一緒にワッフル突いてくれた

雨に出て昼飯を食べてくる

同じ名の友の母が病んでる

電話無視してきれいな夜更け

出る前に拭いたぴかぴかの床の

鎌買ってつよく風の吹いた日

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?