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じゆうりつはいく

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たまむんのじゆうりつはいく
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じゆうりつはいく 0216/06/22

くちなし香る雨の墓場だった

香りばかりで百合が見えない

雨が包んだ老犬だった

白衣で焼き鳥焼いてくれた

端の座席に座って耐える

苔の臭いの荒れ庭だった

常に早起き臆病でいて

屋根が薄くて雨を感じる

透明な傘だし雨がよく見える

じゆうりつはいく 2016/05/08

何もないねと妹がわらった

声と調子に満たされて春

手先ぶつかる風呂で足りてる

躑躅ふやけて冷たい風だ

マドラー長くただ飲みづらし

光る小石を拾いたかった

帽子脱がずにお茶飲むたわけ

帰りゃいいのにうじゃじゃけている

薔薇満開でこのまま止まれ

一度振り見て手を振っていった

電話しつこく震える夜闇

マクドにて拗ねて黄金週間尽

じゆうりつはいく 20160507あたりの

昼が長くて逃げようがない

祝日の膿んだ日差しにあぶられてゆく

いぬも寝ていて動くものがない

日没を知らせる曲が追い詰めていった

老犬見つけて駆け寄ってくれる

節くれたうつくしい手で裏切っていった

怒ったふりだけうまくなってた

謝らせたい綺麗な顔だ

尻だけ若い愛人だった

全部払って何ほどでもない

助け来ぬまま泣き止んでいた

煙草はさんでゆっくり話す

一緒にワッフル突いてくれた

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