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【人間関係・子育て】「やらなかったことをほめる」~先手必勝のやんちゃ攻略法~

おはようございます、tamamioです(^^)皆さんは、どんな時にお子さんや部下・後輩をほめていますか?

「良いことをしたときにほめる」「頑張った時にほめる」、これは誰もがされていることと思います。そんな皆さん、次のほめ方もしてみてください。

「やらなかったことをほめる」

これによって、相手の行動がかなり変わります。

現在1年生を担任している私です。1年生は、とにかく「先生大好き!」で、ありがたいことに私の学級の子ども達も「tamamio先生、だ~いすき」と言って慕ってくれます。

それはとても嬉しいのですが、時にとても困ることもあります。例えば朝。私の車が駐車場に入るのを、車の出入りする門でじっと待っている子たちがいました。入り待ちしてくれるのですが、とっても危険!

「A君、先生を待っててくれるのはとてもうれしいけど、ここは車がたくさん来るから危ないよ。明日から、教室で待とうね」と、入り待ちの中心になっていた子に話しました。

その翌日、私と約束した通り、門にA君の姿はありませんでした。ここはほめるところです!教室に向かい、一番にA君をほめました。「A君、今日待ってなかったね!約束を守れて偉いね!!」と。

それから、A君の入り待ちはピタリとなくなりました。「やってほしくないこと」「してはいけないこと」をなくす方法の一つが「それをしなかったことをほめる」です。

もう一つ実例を挙げます。楽しくなると羽目を外して大騒ぎするB君。授業の合間や給食時間に、周囲がびっくりするほど大きな声で話したり笑ったりします。

低学年の男の子にはよくあることですが、周囲も私もちょっと迷惑。大騒ぎするたびに「B君、声が大きい」と注意していました。そんなB君も、大騒ぎしない日があります。そんな時には、ほめるチャンス!

「B君、今日はまだ1回しか注意されてないね。この調子!」とほめます。B君にしてみれば、ただ普通に過ごしているだけなのですが、それをほめられて、ちょっと困惑、でも悪い気はしない様子です。

そうなのです、この「やらなかったことをほめる」は、「何もしないことでほめられる」から、いいのです。注意されるのは、誰にとっても嫌なことです。それが度重なると、自業自得とはいえ、面白くありません。

それに、注意される子だって、常に悪いことをしているわけではない。むしろ、悪いことをしていない時の方が多いのです。悪いことをする前に「先手」を打ってほめておく。なんか、戦術みたいでかっこいい!

注意され続けても変わらないけど、ほめられ続けることで行動が変わる。これは私の経験則です。(B君は、まだ時々大騒ぎしますが(^^))

とはいえ、これはこちらが意識し、かつ余裕がないとなかなか難しい。こう書く私だって、どうしても「後手」に回ってしまい、やった後に叱ることの方が多いです。

でも、少しずつ「やらなかったことをほめる」ことができるようにしたいと思います。来週はCちゃん・・・。なかなかのトラブルメーカーなのです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。大雨で被害を受けている方々、一日も早く、平穏な日々を取り戻せますようお祈り申し上げます。

この災害を乗り越え、いよいよEnjoy Summer!
今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。