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【子育て】「伸びる子4タイプ」は教師の経験則だが、変化の激しい現代でも健在です!#242

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、「伸びる子」というと、どんな子を想像しますか?

「伸びる子」とは、学校生活を通じてに学力、運動能力などが伸び、スタート時からは想像もつかないような成長を遂げる子のことです。

「伸びる子」にはざっと、4つのタイプがあります。この記事では、「伸びる子4タイプ」の1つを無料で発信します。残りの3つとtamamio的応用法を、後日有料で発信します。

1「伸びる子」を教えてくれるおすすめ本

「伸びる子」と聞いて、皆さんはどんな子を想像しますか?地頭の良い子、聡明な子、社交的な子、と「ピカピカの優等生」が思い浮かぶと思います。

実は、教師目線ではそうではありません。入学時や4月当初は普通の子だったのに、気が付くとものすごく伸びていた、そういう子がいるのです。

では、どんな子が伸びるのか。それを教えてくれるのがこの本です。ドン!

著者の向山洋一氏は、TOSSという教師の団体の最高顧問です。TOSSでは全国1万人の教師が授業の腕を磨き、生徒指導や学級経営を学んでいます。TOSSに救われた子ども・教師は数知れず。私もそんな中の一人です(^^)

2 やっぱり「誠実な子」は伸びる

では、「伸びる子」の最初のタイプを紹介します。

■タイプ1 まじめな子■

ここでいう「まじめ」とは、「勉強に対してまじめ」ということです。学力が伸びるのだから「勉強に対してまじめ」は当然ですよね。でも、ここからが奥深いのです!

「勉強に対するまじめさ」を、向山氏はこう述べます。

私はずばり「机の前に毎日すわる時間」というふうに考える。(太字tamamio・以下同/p52)

リビングのでも自分のでも、「机に向かう習慣」があるのは、それだけで大きな力なのです。

(机に向かう習慣の有無で)どのくらいちがうかというと、中学校に入って一教科平均点で10点は違うだろう。感じとしてはそれ以上である。(p52)

「一教科平均10点」って、すごい!でも分かりますね。「机の前に向かう」というのは、物事をコツコツと続ける誠実性の、ある種の象徴ですね。

3 まじめさがなかった子たちの末路

逆に、この誠実性がないと、こんな感じになります。

小学校の時、きわめてすぐれた知能を持ちながら、「机の前にすわる」(勉強する)という習慣がなかったために、ただの人になり、落ちこぼれてしまった子を何人も知っている。(p53)

こわっ!でも、分かりますよね。こういう子、なまじ「自分はできた」という事実とプライドがあるので、落ちこぼれる過程は悲惨ですよね。ここら辺は、この本がおすすめです。

「成長マインドセット」と「固定マインドセット」これについても、いずれ発信したいです!

4 最初は「机の前に座る」習慣から

この「机で勉強する」というのは、実は子どもにとってかなりハードルが高いです。向山氏は次のように述べます。

ここで大切なのは「机の前にすわる」習慣をまずつけることで、「机で勉強させる」ことと、少し間を置く必要があることだ。(p53)

「机の前に座る」と「机で勉強する」はまったく別です。そして最初は、机の前に座る習慣をつけることから始めるのです。

初めの頃は「なんでもいい」ということにしておくのだ。机に向かって本を読んでもいいし、マンガでもいい。手紙を書いてもいいし、絵を描いてもいい。(中略)とりあえず机に向かう習慣を作るのである。(p53)

「とりあえず机に向かう」をどのくらい続けると「習慣ができた」となるのか。向山氏は次のように述べます。

これが二年間できたら上等。親の勝利である。(p53)

二年間かぁ~。習慣化するには数か月単位だった気がしますが、それだけ勉強はハードルが高いということなのでしょう。

5 資質は”備わったもの”でなく”育てるもの”

ここまで読まれて「うちの子は全然まじめじゃない!」と衝撃を受けられた方も多いと思います。・・・というか、当てはまらない子の方が多いです。

でも大丈夫です!向山氏の次の言葉をお読みください。

(4タイプの特徴を)全部持っていたらお化けです。いいことはちっともありません。一つあったら上等です。(p55)

まじめさがなくても、残りの3タイプのどれかを持っていれば大丈夫!さらに次のようにも言います。

一つもなくても心配ありません。ただ、うちの子はどのタイプに似ているということで、近い線を伸ばしていってほしいのです。(p55)

そう。”伸びる子の条件は、もともとその子に備わったものではな、育てるもの”です。いい言葉ですね。もちろん、向山氏の言葉ですよ(^^)

「これに近いかな」というのを見つけて、そこを長い時間をかけて伸ばしていく。これこそ子育ての醍醐味だし、効率的だと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!明日は残りの3タイプを発信する予定です!

では、今日も素敵な日曜日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。