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【読書】吉田修一氏の『国宝』をAudibleで~本物の歌舞伎と本の魅力を味わえる!もう「聴く」しかない!~#395

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、お忙しい日々、「なかなか読書ができない」と思われる方もおられると思います。

そんな時こそ、聴く読書・Audibleです!

これは絶対に、Audible会員になることがおすすめで、月額1500円で12万タイトルが聴き放題!1500円って、本一冊の値段ですよね。月に2冊聞いたら、もう元が取れてしまう。

今回は、激しくお勧めするAudible作品、そして吉田修一氏について発信します。

1 絶対に「聴く」べき作品がこれ!

絶対に「聴く」べき作品はこちらです!

任侠一家生まれの主人公が、歌舞伎界でスターになり、やがて国宝へ、というお話です。

これは絶対に、読むよりも聴く方がいい!

なぜかというと、語りが本物の歌舞伎俳優・尾上菊之助氏だからです!

尾上菊之助氏

正真正銘の歌舞伎役者さんですから、歌舞伎の口上とか、言葉遣い・息遣いなどが、もう「本物!」なのです!

多分、Audibleでなければ、私は挫折していたことでしょう。挫折せずに読み進めているのは、全てAudibleの、尾上菊之助氏のおかげです!感謝!

2 吉田修一氏と、ファンである私

本書の著者は吉田修一氏です。私は吉田氏のデビュー作『最後の息子』を読んでからの、吉田氏のファンです。

『最後の息子』に収録されている『破片』という作品の、ラストの描写が本当に凄かったのです。

高校水泳部のお話なのですが、水泳大会のスタート前の描写で物語は終わります(確か)。まるで自分の周りがぐるりと客席で、その熱気、人、騒音の只中に、自分がいるように感じて、頭がクラクラしたものです。

すごいですよね~、デビュー当時からの、この描写力。大好きな山田詠美氏も、何かの折に吉田氏について述べていて、氏の実力を評価していました。

それから『悪人』『パレード』『東京湾景』『初恋温泉』など、吉田氏の作品は、全てではないですが読んでいます。

日本を代表する作家で、作品は英語、中国語、仏語、韓国語などに翻訳されている。

これは『ミス・サンシャイン』の著者紹介ですが、そうか~、日本を代表する作家さんの一人。確かに!

3 高齢化社会も、ついにここまで!?と思った帯

『ミス・サンシャイン』は、最近読了しました。

戦後~昭和の映画黄金期を駆け抜けた大女優・和楽京子こと”石田鈴さん”と、大学院生・岡田一心君の物語です。

帯に「僕が恋したのは 美しい80代の女性でした」とあり、最初にこの帯を見た時には「高齢化社会もここまで来たか!」と思ったものでした。

こちらは正真正銘の「読了」で、Audibleのように耳で聴く読書もいいのですが、読むのもやっぱりいいなぁと思った次第です。

4 自由・子ども心・風通し=tamamio的憧れ

『ミス・サンシャイン』は、帯にあるような、焦がれるような恋物語ではありません。

そして「80代の~」とありますが、鈴さんの身体描写がなければ、私のイメージ上の鈴さんは、「格好の良い大人の女性」でした。

そんな鈴さんからは、若かりし頃に、私が憧れた女性たちと同じ「精神」を感じました。

私が「いいな」と思った女性は、老いていても「自由」とか「子ども心」とか「風通しの良さ」を感じたものです。

久しぶりに、鈴さんを通して、そんな憧れの先輩たちに出会えました(^^)私も、そんな先輩たちに近づけているといいなぁ~。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
では、今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。