見出し画像

【雑記】この一年。特別な一年でした#381

おはようございます、tamamioです(^^)

私は小学校教師です。先日、修了式が終わり、私の一年生担任としての一年が終わりました。

修了式の日、子どもや保護者からたくさんのお手紙をいただきました。毎年それなりに頂くのですが、今年は尋常でなく多かった。

修了証を渡し、例年決まった言葉を子どもたちに告げます。

「この一年のことは忘れて、4月から、新しい仲間・新しい先生と、より楽しい学級を作ってください。私も新しい学級で、新しい子ども達と、今よりよい学級を作ります」

その時も、なんかちょっと「ウルッ」ときました。

子ども達が帰った後、教室の最終片づけをしました。子どもがいる間に、ほぼ教室の移動は終了していたのですが、やはり最終チェックは必要です。

廊下を右に曲がると、教室の先、廊下の突き当たりで、いつもの子達が「こままわし」をしている、その姿が見えるようでした。

その時「ああ、本当に終わったんだなぁ」と実感しました。

廊下にへばりつくように、回ったこまを眺めている子を見ることも、「先生、できたよ!」と子どもが駆け寄ってくることも、もうありません。

思えば、一年生担任をしたこの一年は、特別な一年でした。

卒業生を送り出すあの感激とともに、一年生が見せてくれる人間としての素晴らしさを味わってこそ一人前であると、私も断言できるようになった。

p4『教師であることを畏れつつ』向山洋一

優しくて、明るくて、素直な子ども達でした。この子たちのおかげで、私は「どの子も、できるようになりたいと願っている」「自分らしく伸びていきたいと願っている」と、心から信じることができるようになりました。

ありがとう。さようなら。


私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。