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求められると描けない

好きで描いてる絵が、自分だけじゃなくて誰かをも楽しませるようなことにつながったら、どんなに嬉しいかって思ってるのに。まだまだ私は絵を描くことは自分ごとで止まっている。

いつも求められると、途端に描けなくなる。

自分が絵を描く時は、自分の湧き上がるものを待っている。できれば、ボーッと。無心で、手を動かしているうちに、何となく描けた絵が自分的には一番心地よくて楽しい。子供のお絵描きみたいに。

日頃絵を描いてるなら、誰かに描いてって頼まれればサラサラーっと描けるのがかっこいい。でも自分は筆が止まる。自由じゃなくなる。何を求めてるんだろう、この人は。え?こういうこと?こういう絵?みたいな感じで探り探り描いていると、ろくな絵は描き上がらない。まず、それを眺めて自分が一番失望する。

行き当たりばったりの感情で絵を描いているくせに、それでも私は絵で誰かを喜ばせたいと思っている。

自分も描いてるのが心地よくて、その絵を見る人も、なんだかにんまりしてしまったり、ホッとしたり、笑ってくれたら最高と思う。

求められて描くのが嫌だから、自ら描いていこうと思ってInstagramに絵を投稿し続けていたら、かれこれ370投稿を超えて、結構な数の絵が描き溜まってきた。続けることがまずは大事と、自分自身が飽きずに描き続けるために、いろんな変化を付けて投稿するようにしてきた。

ただ最近、本当にこの感じでいいのかな、って思ってきた。ちょっといいねが付いたからって、いい絵が描けたかな、なんて自己満足している自分に、そんなんでいいのかって思ってきた。なにか、形にしたい。もっと作品の精度を上げたい。一つの作品にしたい。
そう思っている今日この頃。

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