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子どもの成長記録 ~じぃじに反抗期~

妊娠9か月の私は、異様に腹が減る。

胎児がムクムクと大きくなっているのが

パンパンになりつつあるお腹を見て分かる。

毎朝、5時半に起床する私。

いや、厳密に言えば

夜中2時半に猛烈な空腹に襲われるため、一度起きて、夜食を食べる。

そのあと、またひと眠りして

5時半に起床。

月から金まで、家族5人分の朝ごはんを作り

3人分のお弁当を作っている。

じぃじは食べちゃダメ!

作りたての

ピーマンのおかか炒めをつまみ食いしようとした

じぃじに対して

2歳の娘、Aちゃんが口をとがらせて言った。

これは、保育園に持って行くからじぃじは食べちゃダメなの!!

とハッキリ申された。

まぁ確かに、お弁当に詰めるためのオカズだったので

Aちゃんの判断は正しいのだが。

最近、Aちゃんは、じぃじに対して反抗的である。

保育園の送迎を担当してくれているのが

じぃじだからなのか、

一番甘えたい人がじぃじだからなのか、

反抗する理由は良くわからない。

何かにつけて

じぃじはダメ! それは、ばぁばの!

などと、じぃじ以外の家族の肩を

必要以上に持とうしたかと思えば

なんでじぃじに意地悪するの?

という母の問いに

じぃじは小さい、でも、Aちゃんは大きいから。

と、少し哲学的な事を仰ったりする。

数か月前までは、むしろ

じぃじ大好きっ子だったのに。

これも、成長の過程だろう。

だがしかし

孫LOVEなじぃじにとっては

孫からの猛烈な反抗を受けると

(しかも、家族の中で自分だけ反抗されることが多いと)

悲しいなぁ

と本音をポロリ。

しかし私は思った。

実家に里帰りする以前の私ならば

きっと、Aちゃんの反抗する対象は

確実に私が担っていただろう。

里帰り前の私は、

夫の帰宅時間が遅いため

ワンオペレーションで育児、家事、仕事を回していた。

必然的に、母と娘だけの時間が長かったので

彼女がイヤイヤを言う対象は私だった。

私は、妊娠してからは吐きづわりに悩まされて

心も体もボロボロだった。

しかし、実家に帰って数か月が経った今、

仕事は産休に入ったため、手放したし

家事と育児は家族で分担できるようになった。

Aちゃん自身も、母と娘だけの時間よりも

数人の家族がAちゃんに関わる機会がある今のほうが

のびのびと暮らしているように見受けられる。

だって、遊び相手一つとっても

ばぁばに飽きたら

母へ、母に飽きたら

叔母へ、と

まるで蝶のように自由気ままに相手を選べるのだから。

今は反抗する対象がじぃじだが

きっと、またワンステップ成長した暁には

反抗する相手も変わるような気がする。

じぃじよ、きっと

それまでの辛抱である。


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