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【全訳】アメリカ軍のゾンビ制圧計画「CONPLAN 8888-11」

「テロリズムの作戦構想計画8888-11(CONPLAN8888-11)」は、アメリカ戦略軍が2010年に作成し2011年に発表した「対ゾンビ制圧計画」です。

仮にゾンビが発生し人的・経済的・資源的被害が発生している場合、どのようにして防衛対策準備を取り、ゾンビを倒し、緊急時から平常事へと回復させるかというステップがまとめられています。
冒頭に「これは冗談で作成されたものではない」と断り書きがわざわざあるように、これはアメリカ戦略軍の本当のスタッフによって作られた「本物」です。
ただし、どちらかというと「若手戦略家養成のためのプログラム」の一環であるようです。

アメリカ戦略軍は、核抑止力・敵ミサイル攻撃の防御・早期警戒、そのための作戦立案と指揮を負っている機関で、空軍・海軍が持っている核戦力を一括で管理しています。
アメリカ戦略軍の若手戦略家は、一人前の戦略家になるための厳しい計画立案訓練を受けているのですが、概してシミュレーションは退屈でありきたりなものになりがちなのだそうです。
そこで「ゾンビが襲撃してきた」といったあり得ないシチュエーションの非常事態計画を作ってみると、あまりにも馬鹿げているためとっても面白く、若手戦略家は楽しみながら計画立案訓練を受けることができるとのこと。

ただし、若手とは言えアメリカの一流の頭脳が作った非常事態計画なのでその内容は非常に細かいものとなっています。
発生するゾンビの特徴はどのようなものか、アメリカ軍の各部隊やアメリカの公的機関がどのような役割を果たすべきか、どのようなマイルストーンで攻撃部隊、補助部隊、医療部隊などが展開すべきか、などなど。

ゾンビファンのみならず、戦略・計画立案を行うビジネスマンも非常に勉強になる内容となっています。

興味深い内容ですが日本語訳がまだ存在しなかったので、今回全文を邦訳してみました。かなり長いです。ではどうぞご覧ください。

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