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【学生団体たまこまち】創業期メンバーに聞く、たまこまちの魅力

みなさん、こんにちは。今回は、学生団体たまこまちの創業メンバーへのインタビューをお届けします!

アパートを借り、壁を剥がしてDIYリメイクし、地域の人との関係性を一から創り上げた先輩たち。印象に残っている活動や、これから入る新メンバーや今のメンバーへのメッセージなどを聞いていきます!

目次

  1. たまこまちでの思い出

  2. たまこまちの活動を通して得たこと

  3. 新入生に向けてのメッセージ

自己紹介

足立さん:一橋大学社会学部4年の足立いくみです。休学中なので5年生になるタイミングなのですがたまこまちは引退します。1年生の頃はどういう風に組織をまとめていくのかについて代表の先輩と一緒に考えていました。

沖田さん:一橋大学社会学部4年の沖田真衣です。初期メンバーで2年次に2代目代表、3年次には経理を担当していました!

坂根さん:一橋大5年の坂根です。学生団体たまこまちの立ち上げをした初代代表で、大学卒業後はゲストハウスここたまやから徒歩5分のスナックを経営します。

原口さん:原口史帆です。津田塾大学の4年生です。 開業前は DIY の計画を担当していました。開業後は SNS とか広報を中心に行っていました。今日はよろしくお願いします 。

1.たまこまちでの思い出

— 学生団体たまこまちに関わるようになったきっかけはなんですか?

坂根さん 大学1年の夏に奄美大島でのインターンを経験し、大学生活を送りながらも人と出会えるゲストハウスを作りたいと思い、大学が再び始まる9月ごろから模索を始めました。
 国立で活動しているまちづくり関係の方にお話を聞きに行く中で、小野さんに出会い、ゲストハウスをやることが本格的に決定しました。
 それからは、仲間を集めるために学生団体たまこまちを立ち上げ、ゲストハウス創業に向けて様々な手続きや、のちにゲストハウスここたまやとなる福寿荘のリフォーム等を行いました。


原口さん  国立が好きで、国立に関わりたいと考えていたんです。Twitterで調べたら一番上に出てきて。その頃のたまこまちは、ちょうど物件の見学をしているタイミングでした。見学に私も行ってみて、そのまま学園祭に関する団体の多数決投票に巻き込まれ、気がついたらメンバーになっていました(笑)。

足立さん  私は1年生の夏までサークルに入っておらず、サークル難民でした(笑)。友達がたまこまちに所属していたので、その子にお願いして夏ごろミーティングに出たのが入ったきっかけです。
  当時は、留学生向けイベントについて話していた記憶があります。谷保をもっと留学生向けにアピールしていこうみたいな企画があって、その戦略を練っているような時でした。
  コミュニティづくりと、コミュニティをどう観光に紐付けられるか、というところが面白そうで入りました。

— 楽しかったこと・印象に残っている活動を教えてください!

原口さん  客室とコモンルームの壁をはがしたことかな。(ゲストハウスの説明)当時は辛かったけど、振り返ってみると面白かったです。

壁はがし作業中

2018年の10月の時期はほぼ毎週土日、人数も少ない中でずっと壁を剥がしてた(笑)。スプレーをかけると剥がしやすいとか、いろいろ工夫したけど結局どの方法も力が必要で、みんなで励ましあいながら作業していました。

足立さん  確かに(笑)。私も初対面のドイツ人の留学生の子と一緒に壁を剥がしたりしたなぁ。

沖田さん  私も壁剥がしは印象に残ってる!友だちを誘って一緒にザクザク剥がした!9月ごろはまだまだ暑かったけど、楽しかった〜!

沖田さん  やっぱり、ゲストさんとの交流が印象的でした!中国からの留学生が3ヶ月泊まってくれて、その子たちと一緒にごはん食べたり、名探偵コナンのアニメ見てあーだこーだ言ったりしてすごく楽しかった!

 街歩き(注1)もすごく好き!自分の活動している地域を紹介して、「いいね!」と言ってもらえたり、「近所だけどこんな場所知らなかった!」と驚いてもらえて嬉しかった!

街歩きの様子

(注1)街歩き…ゲストの方に谷保や国立の街を紹介すること。宿泊プランの一つになっている。

沖田さん 感謝祭もよかったよね〜!シンプルにイベントごとが好き!(笑)後輩のみんなが思い切り自分の「こうしよう!」を形にしていく姿がキラキラしてて最高だった!
 あと、意外に思うかもしれないけど、経理業務もすごく楽しくて。当初の会計はもう不透明の極み!みたいな感じだったの。それを、ダッシュボードを作って経済状況を可視化したり、みんなが使いやすい仕組みを作ったりするのがとっても楽しかった!

— 初期の活動と比べて、今のたまこまちの活動はどう変化したと思いますか?

沖田さん  活動が多様になったし、旗を振る人が増えたことが本当に大きな変化だと思う!!初期は完全に坂根さんのワンマン運営で、代表一人のリーダーシップに頼っていた部分もあって。自分としても、後輩にあまり機会を作れなかった、っていう後悔があるんだけど、いまは本当に何人も旗を振れる人がいるよね!基盤も整いつつ、自由にやれる余地もたくさんあって、みんなが伸び伸びと活動してる様子を感じてるよ!

2.たまこまちの活動を通して得たこと

— たまこまちの活動が大学での勉強やその他の活動に影響したことはありますか?

原口さん  Airbnbを卒論の題材にするぐらい、宿がとても好きになった!実際に宿を運営することで、宿にどんどん興味を持つようになっていって。 Airbnbは、宿のホストからの情報、過去に宿泊した人の投稿、スコアを閲覧することが出来るけど、それぞれ評価基準が曖昧なので、価格帯ごとの基準を考えました。たまこまちの活動から生まれた視点だと思ってます!

沖田さん (特にわたしの代は)国際交流的な側面があったから、現場で交流の機会を作ってみて試行錯誤しながら自ら交流を生む経験が出来たのは大きかったかも。組織の既存の枠組みに捉われず、自分で実践する中で、たくさんの可能性や限界を感じて視野が広がった!

— 国立、谷保地域の人から受けた影響はありますか?

足立さん  自分にとって、学校と家だけで完結していた生活に「地域コミュニティ」という側面が加わったのが大きかった!大学入学前は、自分の周りの地域のことは見えていなくて。たまこまちに入り、その生活が変わっていきました。 やぼろじに連れて行ってもらって、そこにいる方のお話から色んな生き方を知った。将来を考える上でも、仕事と家庭とその両立だけではなくて、地域社会とどう関わるかを考えるきっかけになったな。

あと、振り返って思うのは、新しいことにチャレンジするのにとても良い環境だった!アットホームな雰囲気の中、それほど整っていないここたまやのサービスをどう作り上げていくか。その過程で、失敗しても大丈夫!みたいな所にとても安心しました。とりあえずやってみようの精神は大学生活で絶対に役立ちます!

原口さん たとえ関わりが強くなくても、国立の大人は面白いことをたくさんやってるんだよね。国立本店とか、富士見台トンネルのもろもろとか。自分の街をよくしよう、自分の生活のためによくしようと思っている人がいるのが刺激的だった。

— やっぱり小野さんからの影響も大きいのでしょうか。

原口さん  いやもう、小野さんからの影響はかなり大きいです。色々な生き方があるんだなと思いました。東京で就職するのではなく、福岡の父の会社に入るのを決めたのも小野さんの影響です。

坂根さん 小野さんは別枠だよね。本当にお世話になってる。学生がチャレンジすることを、ドーンとした構えで許容してくれて、むしろ後押ししてくれたりするし、発破かけてくれる。それを今回4年間やってくださっているのが嬉しいです。


3.新入生に向けてのメッセージ

原口さん 国立は、学生の人と共存する文化が強いんです!学生を応援している人が多いので、それにうまく甘えながら、自分の好きなことを実現するために活用して言ってもらえればと思います。

沖田さん 正直、たまこまちはいつなくなってもおかしくないなって思ってました。それでもあったら楽しい団体だよねって思うし、たまこまちという機会の中で輝けるひともきっとたくさんいると思う!大変なことも多いと思うけど、いつも応援しています!みんな一人一人特別な、素敵な大学生活を過ごしてね〜!愛を込めて!

坂根さん 活動していると、すごくめんどくさいこととか、なんなんだこれは!とか思うこともあります。だけど、やればやるほど返ってくるものが多いなと思っています。目先で、3日間で俺は成長する!とか3ヶ月でこれを成し遂げる!っていう人にとっては「はにゃ?」ってなっちゃうかもしれないんだけど、長くやればやるほど返ってくると思っています。

実際、私はスナックをやっているけれど、たまこまちがあるからできていると思っていて、例えばお金も、チームメンバーもそう。銀行もたまこまちの活動が信頼されてお金をもらうことができたし、メンバーも沖田と、原口と、いくみん(足立さん)っていういつメンでやっているし。地域の信頼もたまこまちをやっているから得られたと思う。

トイレ掃除やっている瞬間は、お金が入ってくるわけでもないし、「なんでこんな活動やってるんだろう?」って正直思ってたところもあったんだよね。でも、やればやるほどメンバーのことが大好きになってくるし、一緒にいて楽しいなってなってお金じゃない資産も増えると思う!実際に資産も増えるしね(笑)

私がこういう事業家だから返ってくるというところもあるけれど、そうじゃなくって、お金じゃない資産が増えるし、やろうと思えばお金みたいな資産も見えてくる。

絶対、目先だけ見るとすぐ返ってくるものではないんです。だからこそ揺るがないものだと思うし、しっかりコミットして、信じてやっていって欲しいなって思います。

ここまでは、現メンバー向けみたいなメッセージになったけど、新入生向けに!新歓期には色々みてみたい!って思うのはそれはそれで良いと思います。たまこまちはずっとあるものとして遊んで欲しいし、逆に短期間のプログラムとかにも参加するといいと思う。そして、どっちもやることで大学生活が充実すると思う。たまこまちだけやれ!とは全く思わないけど、たまこまちでやれることはたくさんあるし、それはたぶん地域と繋がっているから、ということだと思うので、ぜひ、自信を持って、おすすめします!!









 














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