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鹿島橋に咲いた金木犀

今年もようやく金木犀が咲いた。ツーリングで多摩湖を廻っていると甘い香りが漂ってきた。毎年9月20日頃に咲き、2回目の花を10月上旬に咲かせる金木犀。今年は猛暑の影響(?)で2週間遅れで、1回目の開花を10月3日に確認した。場所は多摩湖周遊道路の鹿島橋の入口付近と出口付近。トイレの芳香剤に使われていいる何とも甘酸っぱい香りが素敵だ。

鹿島橋に咲いた金木犀 231003
鹿島橋に咲いた金木犀 231003
鹿島橋に咲いた金木犀 231003

金木犀の2度咲きの現象はツーリング中に毎年見られます。先週落下したオレンジの金木犀の絨毯が10日後に再度見られるのは面白い。「キンモクセイ日緑工誌」によれば、以下の説明がありました。  金木犀は夏に花芽が形成され秋に開花するのが一般的。短い期間に2度咲くのは花芽の形成の時期がずれている場合、花芽は一斉に作られても気象条件などの外因が局所的に影響した場合、個体や枝などの部分で栄養など生理条件が異なっている場合などが考えられるとのこと。  最近の研究で金木犀の2度咲きは、近年の温暖化の影響であるという仮説があるようです。加温処理は開花開始の遅延、開花期間の長期化、開花期間中に複数回(2、3度咲き)のピークをもたらし、複数回咲きく現象には4つのパターンがあるとのこと。
1)集団内の個体差による開花時期のバラツキ、
2)同一個体の枝、花芽の着生部ごとでの開花時期のバラツキ、
3)同一箇所の花芽着生部に複数形成された花芽が段階的に開花するバラツキ、
4)1)〜3)の複合によるバラツキ。 花芽分化の誘導気温、花芽の発育、開

花温度との対応メカニズムは明らかになっていない、とのこと。
それにしても草花は季節に敏感だ!2度目の開花はこれから、ツーリング時に楽しめる。

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