ほんとうの自分

「頑張り屋さんだね！」
と昔から言われることが多かった。　

頑張り屋さん。
それがワタシ。
そしてそれは長所。

ひとつのことを続けるのが得意。
幼少期からピアノは10年以上
クラリネットはついに20年以上続いている。

やめ方がわからなくて
やめなかったら続いていた。

ランニングもそう。
今年は週に一度走ると決めて続けること4か月。
自分で自分と約束したから走っている。
コースも自分で決めた。

今日も朝から走ると決めて、枕もとに目覚まし時計をセットした。
しかし
昨夜は夜泣き対応に苦戦し、何度も細切れ睡眠で寝不足ふらふら。

それでも自分との約束を守るべく、着替えて出発。
しかしながら、どうも身体が重い。
息が上がる。

そこでふたりのワタシが現れる。

😀「無理する必要ないよ。短めで引き返そう。」

😺「自分と約束したんだから走りきろうよ！」

昔から
頑張り屋のワタシは、大人から褒められた。

「たま子ちゃんは頑張り屋さんだね」
「たま子ちゃんはやりきれる子だね」
「たま子ちゃんは最後まで頑張ってえらいね」

別に偉くなんてない。
ただ
頑張ってやり切らないと褒めてもらえない。
褒められたかっただけ。
称賛の声掛けが欲しかっただけ。

ふたりのワタシが言い争う中で
自分が「頑張り屋」というレッテルに合わせて生きてきたことに気付く。

本当のワタシは頑張り屋じゃない。
そう、違うのだ。

この年になって、自分を縛ってきたことに気づく。
当たり前だと思っていた日常や思考。
でも、それを疑いの目でみると案外違うことか見えてくる。

自分を解放しよう。
ほんとうの自分を取り戻そう。

毎日が発見。
年を重ねるって楽しくて仕方ない。