私とは、ご先祖様の集合体

 御先祖様を遡っていくと、最後にたどりつくのは・・・、その疑問は誰にでもあると思います。最後に辿り着く存在、それはこの世に存在しうる全て(人、物、自然、etc.)にいえること、アメノミナカヌシと呼ばれる神様だと私は確信しています。

アメノミナカヌシは日本神話で一番最初に出てくる宇宙を創造した神様であります。しかしアマテラスオオミカミやスサノオノミコトほど日本人に馴染みはありません。
このことについては、のちに触れることに致します。

「ご先祖様」、その言葉自体、私にとってはなんだか遠い存在でした。
なぜかと言えば、ご先祖様を大切にすること、先祖供養の大切さを教えてもらった記憶がないからです。

 ご先祖様の集合体
しかしこの一言を聞いてから、明らかに私の意識は変わったというか激変したのです。まず最初に、この言葉を聞いた直後に入ったコンビニで、いつもと同じように食べ物を手に取ろうとした瞬間、「ご先祖様はこれを食べたいと思うかな?」こんな声がしたのです。もちろん自分が発した声ですが(;^ω^)。「ご先祖様はお腹がすいているのかな?」こんな声も聞こえてきました。

 しかし今まで吐くために食べてきた習慣を急にやめることができるのか?家に帰ったらやっぱり食べたくなるんじゃないか、またコンビニに来るのも面倒だし、とりあえず買って帰ろう、そうおもって買うものを選び始めたのですが、なかなか手に取ることができませんでした。とりあえず最低限、吐くために必要なものだけ買って帰ったのですが、その量はいつもの1/3程度でした。

 この日は、いままで自分を支えてきてくれた過食嘔吐に対して、お別れしたくないような、そんな気持ちで食べていました。いつもとは違い、かみしめるように食べ、吐くのも悩んだ末に吐いたような(いつものような量を食べていなかったので吐くほどのことでもなかったのだと思います)そんな感じでした。

 ただ、心の中で、
ご先祖様ごめんなさい。過食嘔吐さんごめんなさい、そう思ったあと、私の中で、言葉にはなっていませんでしたが、静かな決意が発せられていたような気がします。

 そしてその翌日です。
起きた瞬間から、私の中にご先祖様を感じるのです。まず両親。祖父母、そしてあったことのないご先祖様。私の中に両親がいるんだ、おばあちゃん、おじいちゃんもいるんだ。そう思うだけですごいことだと感動する自分がいて、そして寂しくないんだという心強さと、支えられている実感がこみ上げて、涙が溢れました。
 何をするにも一緒なんだ!そう思った瞬間でした、いまだかつて感じたことのないよう心の軽さとあたたかさ、まるで天にも昇るようなという感覚はこれをいうのか、というほど私は重力に逆らって体が上昇するような感覚を体感したのです。
 なんて素晴らしいんだろうという気持ちと、なんて有難いんだろうという気持ち、なんて私は幸福なんだろうと、とにかくすべてを手に入れたような、というか全てをすでに持っている感覚でした。

「そうか、すべては自分の内側にあったんだ。」
この時に「全ては自分の内側にある」ということが腑に落ちた瞬間でした。

 


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