憂鬱なときは秋猫。

26歳、石川県産。お芝居してます。日々考えたこと、観たものについて。

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マガジン

  • ほんきでドイツ語を訳してみた。

    音大をウィーンミュージカルだけ(誇大広告)で卒業した女が、ドイツ語の歌詞を訳してみるシリーズです。独検3級所持(勉強中)。間違いを発見したら優しい言葉でコメントをください。

  • 深海生物の日常

    深海生物こと、環のエッセイです。身の回りのアレコレを書いています。

  • 過去ログ

    2021年3月以前に書いたものの再掲、再録。

  • コンポジット的文章たち

    ヒトトナリが垣間見えていそうな記事たち。

最近の記事

2022年10月24日、22時ごろ。

今日はたぬきさんと多摩動物園に行った。 動物園というと、最後の記憶は高校生の時に母、祖母、弟と無理やり連れ出されていった地元のナイトズーなのだが、さして楽しくもなく、光と水辺と客を含めた動物の匂いによってくる虫から逃げ回って終わった。 そんな感じなので、まぁ対した期待もなく、それどころか、今日の関東は冷たい冬と秋がぶつかる曇りの天候だったので、いつも通り眠い。寒い。 それでも入ってしまえばこっちのものというか。 午後にインパ(笑)したこともあり、トラ、コアラ、袋の

    • 無題(としかいいようのないもの。)

      気がついたら25歳になっていた。 去年の私は新しい環境への挑戦にワクワクしていたけれど、そしてそれで何かが、もしかしたら世界が、ひょっとすると自分が変わっちゃうかもなんていう甘い期待を抱いていたけど、そんなことはなかった。 今こうしている間にも甘酸っぱい時代が終わりかけているのを感じる。 20代前半は、多分私の人生の中でも一番華やかで、全能的で、みずみずしい時代だったのだと思う、 が、終わって、気がつけばお金とか、衣食住とか、目の下のクマとか、誰と生きていたいのか、何と生

      • ルドルフ《愛してる、それだけ(Only Love)》を訳してみた。

        ー愛人が王道ヒロインになる必勝ソングー 四分音符の和音の刻みや大サビ前の駆け上がるようなストリングスなどは『エリザベート』の《私だけに(Ich gehör nur mir)》にも似て、まさにウィーンミュージカル王道の特徴を持ち、作品においてはマリーの“絶対的ヒロイン宣言“とも取れるこの曲を、ドイツ語から訳してみました。 個人的にはマリーよりルドルフの正妻であるゾフィーの方が好きなので、彼女のことはついつい斜めに見てしまいますが、歌詞を訳して見ると「これは勝てん…」というよう

        • すっぴんの乗り換え('19)

          ここ半月くらいすっぴんで過ごしてることが多いです。 ゴミ砂漠みたいになるこの季節のこの乾燥地帯。寒いし。どうせマスクは必須、、 と、一秒でも長く寝たい私に真っ先に断捨離されたのがメイクの時間です。朝早かったりするともういっかなって。なにより楽なんだもん。 しかし、そういう時に限ってばったり好きな先生とか同期にあうのはほんと、なんなんでしょう? 生活圏が近いからって確立の分母がでかいだけでは説明しきれぬものがあるぞ!…ぞ! 今日も稽古場に行くために夕方電車へ。帰宅ラッシュ

        2022年10月24日、22時ごろ。

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        記事

          うさぎとアイスクリンのはなし('17)

          最近夜になると、アイスクリームが欲しくなる。 食べたいどころではなく渇望レベルで食べたくなる。 大抵疲れが溜まっていたり萎びているときなのだが、私の脳みそに住んでいる“ふぇあらんげん”という非常に可愛くて子憎たらしいうさぎがぴょんぴょこぴょんぴょこしながら、『イヒメヒテ!イヒメヒテ!』と暴れだす。 そこで私はしばし葛藤の後、500円玉を握りしめて、自分がアイスクリンになりそうな寒空の下レディーボーゲンを買ってくることになる。 アイスクリームは天上の食べ物だと、宮沢賢治

          うさぎとアイスクリンのはなし('17)

          『ボールルームへようこそ!』にようこそされた話

          『ボールルームへようこそ!』にようこそされて、競技ダンスに嵌ってます。 Netflixでアニメを全話観たら、なんというか、、釘宮・井戸川組に取り憑かれました。23話がやばくて。 本が増えると寝る場所がなくなるのでいつもは自制してるのですが、釘宮組と、竹内先生の絵を手元に置きたくなって、久しぶりに漫画を買ったりもしました。 もう競技会のシーンなんて汗とかドレスから抜けた羽根とか飛んできそう。 SUGOI。 そして井戸川さんがかわいいんじゃ…(悦)。 今日は待ちに待った月

          『ボールルームへようこそ!』にようこそされた話

          私が“深海生物“になるまで(私が俳優を目指す理由)

          自らを“深海生物“と自称するようになったのは、大学生の頃です。 色々あって、ほぼ不登校、昼夜逆転の引きこもりじみた高校時代を送った私。 大学に進学したことで自分の好きなことができるようになったのに…なったはずなのに、心に身体がついていかず、記憶に引き摺られるかの如く、度々夜に引き込まれていました。 思い通りにいかない憤り、甘えていると認めたくないプライドの高さをごまかすように、そんな私自身を自嘲して“深海生物“と呼ぶようになりました。 夜は静かで、時間の進みが優しく、永

          私が“深海生物“になるまで(私が俳優を目指す理由)

          それいけ年女!〜丑年、24歳の憂鬱〜

          永遠に22歳な気がしていたけれど、どうやらそんな訳はなかったようで。無事に年女を謳歌している今日この頃です。 もう14歳にも17歳にも20歳にも戻れないけれど、それなりに元気だから、おk? ありきたりだけど、小さい頃は24歳ってもっともっと大人な気がしていました。 毎日ヒールの高い靴を履いて、赤い車を乗り回して、仕事に生きるバリキャリ(死語)になっていると、頭の中に画が浮かぶくらい強く信じていた。 そして今頃、夜景の見えるマンションで猫を飼っていると思ってた。 憧れのアニ

          それいけ年女!〜丑年、24歳の憂鬱〜

          原始、私はイモだった。

          (自己紹介がわりのファッション観セルフ語り) ピンクやフリルと縁のなかった幼少期から、荒れ果てた荒野のような中高時代、大学入学というビッグバンを経た、今までのおしゃれ遍歴をセルフで振り返ってみようと思います。 保育園:シンデレラと水色の呪い 原始、私はモテていた。 なので、保育園年長の学芸会の看板演目『シンデレラ』の劇において、他の子供達による多数決の結果、見事“シンデレラA”の役を射止めることは意外でありながら当然のことでした。“シンデレラA”というのはシンデレラが変

          原始、私はイモだった。