変化の連続の10ヶ月

妊娠37週目。正産期に入った！正産期というのは、いつ産まれても大丈夫な期間。やっとここまで来たか〜、そんな気持ち。妊娠期間はあっという間に過ぎると感じる人もいるみたいだけど、私の感覚ではここまで来るのにとっても長かったよ。

妊娠期間中は変化の連続。比べるとすれば、なんだろう、大学生時代みたいな感じ？自分の時間割を自分で決めたり、一人暮らししたり、ちょっと羽伸ばした遊びを始めたり、就職活動をしたり。狭かった高校生活から一気に世界が広がるに伴ってかなりの変化がある大学生時代。それは4年間で起こる変化だけど、妊娠の場合はそれが10ヶ月という短い期間で起こる感じ。1日単位で、週単位で、自分に変化が起こり続けている感じ。

もちろん自分が授かった事は、すっごく嬉しい。人類みんなが出来ることじゃない為に、私が命を授かったことに心から感謝するし、本当に奇跡なんだと思う。

でもいきなり、知識ゼロの素人な自分の中に超責任重大なものが生まれる訳で。その日を堺にその先20年の自分のライフスタイルもガラリと変わっていくわけで。妊娠初期は現在進行形でも未来も、不安だらけな訳よ！　

お腹の子に会う事を想像する事さえ怖かった時もある。特に妊娠初期の安定期に入るまで、また中期の間でも、検診に行くたびにヒヤヒヤドキドキしていた。雑誌なんかを見てると「そろそろ赤ちゃん用品を揃えましょう」なんて書いてる月齢でも買い揃えなかった。何があるかわからないと思ってたので。

それがお腹の子が大きくなるに連れて私もお母さんになる準備を整えていくみたいで。今はもうお腹の子に会いたくて会いたくて仕方がない！仕事の時間以外はずっと赤子の事で頭がいっぱい！この余裕は初期の頃の自分には考えられない。

この不安を経た今は本当に無事に生まれて来てくれるだけでいいと心から思うようになった。妊娠する前は「足が早い子だといいな」とか「目は私に似るといいな」とか言ってたけどもうそんなの一切望まない。無事に生まれて育ってくれればそれだけでいい。

初めて妊婦健診に行った時の事を思い出すと遠い昔みたい。今では産婦人科に行くとお腹がまだ膨らんでない人や母子手帳さえ持ってない人もいたりしてもう既に「自分もこんな時があったなぁ」なんて思うようになった。（勝手に先輩ヅラ… 笑）

私も自分の事を若いとは思わない年頃になってきたのだけど、まぁ妊娠については周りと比べれば早めの方だと思う。新卒の年で妊娠だし。インスタグラムで繋がっている同年代の友達だとママになった子は2人くらいしか知らないので。

だから何人かの友達に聞かれる。「ママになるってどんな気分？」

まだ生まれてないので（本番は生まれてからなのだろうから！）なのでこれからまだまだコロコロと見方は変わって行くと思うのだけど、、もう既に最高の気分だと伝えたい。もし機会があるのであれば是非産んでほしい。

ここまで自分のお腹で育ててきたんだという自信から産まれる余裕。変化の連続の中「計画通りいかない」といい意味で諦めがつけれるようになった。多少の事では動じない許容力。一年前の私と比べると、色々物事の捉え方や価値観、世界観がガラリと変わってる。そして今の自分がすごく好きなので。

お腹も結構大きくなってきたけれど、こうやってお腹が少しずつ大きくなるにつれて少しずつ母親になる準備をしていく訳で。「母性は自動的に身につく」とどこかで見たことがあるけれど本当にそう。(妊娠が分かった時は、えー！西村ちゃんそんな雰囲気ゼロだったのに！と周りに言われてたからね笑) 

と、同時に最近思うのは、母親になる準備を進める為には周りからの支えによる心の安定や安心は必要なんだとも思う。「母親になっていいんだ」って思える事って結構大変だから。

私自身も妊娠がわかった時は嬉しい気持ちと戸惑いの気持ち。素直に嬉しいって思っていいんだっけ、、って悩んだので。「大丈夫だよ」と「おめでとう」と、どんな形でも周りからのサポートは絶対に必要だと思う。今後、仕事と子育てを両立していく人たちが増えていく中ではとても大事なこと。

出産はまだだし、生まれてからが子育ての本番！だとは思うのだけど、とりあえずここまで頑張ってきた自分におつかれさまと、区切りをつけたくてこのnoteを書きました。出産がんばるぞー。ちなみに陣痛はもう怖くないです。

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